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てくてくクラス

読解選手権!?

ある小学6年生のクラスで3学期間、読解について学びました。

 

子ども達は学校の国語の授業で読むことや理解すること、抜き出すこと、考えをまとめることなどに難しさや苦手さを経験しています。だからプリントを見ただけで、モチベーションがかなり下がります。そこで導入として講師から、「選手権をやってみない?」と声をかけました。すると子ども達は大盛り上がりで「やるやる!!」とうれしそうな声。しかし、プリントを見た瞬間、「え!?」 たしかに選手権とは書いてあるけど、読解選手権・・・? 

 

講師:「気持ちが乗らないかもしれないけど、ちょっとやってみてよ」 
子ども達はしぶしぶやり始めます。あれ?? 結構解ける・・・。なんで?? 

 

実は4年生の読解問題を抜粋しています。子ども達にはそのことを言っていません。「Level1」とかで表記しています。そして文章の量や問題数も考慮しています。

10分間という短期集中の時間制限を設け、子ども達は解ける楽しさからうれしそうに集中して取り組みました。

 

跳べない跳び箱を何回も繰り返し跳び、お尻を打って痛い思いをするのか、それとも段を下げてまずは跳ぶ楽しさと感覚を味わうことがよいのか、その違いは子ども達の満足度や自信に直結します。解きやすい問題を用意し、時にはヒントも書き、短い時間でも文章を読むという習慣づくりややってみようと思える環境作りが大切です。3学期の終盤にはLevelも5~6になりました。また読むときのコツ(鉛筆でなぞりながら解く、抜き出したい個所は○でまずかこむなど)を一緒に考えたり、読解独特の問題の意図理解も講師からゆっくり説明を受け、同じような問題をチャレンジしました。

 

3学期最後の時間はお楽しみ会なのですが、ある子は講師が「したいことを書いてみて」と言うと、「読解選手権」と書いていました。解けたうれしさが表現されていた瞬間でした。

苦手意識のあった課題でしたが、よく頑張りましたね。そんな6年生に拍手です。