てくてくクラス
ヒント下さい!!
あるてくてくクラスの1年生のクラスは「カタカナマスター」にチャレンジしています。まったく書けないわけではなく、似たような字を間違えてしまうことや、思い出す事に時間がかかります。
ゼロから書き取りの練習をするのではなく、部分的に隠れたカタカナが何かを当てるクイズ形式でプリント課題(カタカナマスター)に取り組んでいます。
どうしても分からない場合は下の2つの方法が選べます。
①「カタカナ表を見せて下さい」と言う
②「ヒントを下さい」と言う
すぐに援助要求できる子もいれば、何も言えずにフリーズしてしまう子もいます。フリーズしてしまう理由は色々ありますが、A君は悔しさと恥ずかしさがあってなかなか言えませんでした。
しかし、適切な援助要求ができることはライフスキルでとても大切です。講師から「お願いすることは恥ずかしいことではないよ」と何度か伝えると、違う日のクラスで「ヒン・・・ト、下さい・・・」と小さな声でしたが、援助要求ができました。
今では、けっこうカタカナが書けるようになってきて少し自信もつき、分からない時はすぐにどちらかの方法を選ぶ事ができるようになりました。
学年があがるとまた対応は変わってきますが、今はわからない事を我慢するのではなく、援助をもらいながら「できた」という体験を増やすことを目標としていたので、よく頑張りましたね。カタカナマスターになれる日も近いかな?