てくてくクラス

小学４年生のあるクラスでは「読解」にポイントをおいてこの２学期、取り組んでいます。読解は直訳すれば「読んで理解する力」ですが、読解力をつけるには色々なスキルが隠れています。読むだけでなく、語彙のネットワーク、文章を読む習慣、読んで内容を記憶する力、大まかなあらすじを理解する力、推論する力、違う言葉遣いでも同じ意味を持つことの理解（本質を見抜く力）･･･、その他にもあげればたくさんあります。このクラスでは記憶する力にねらいを定め、９月からすすめています。

一定の文章を読み終わったあとに設問用紙を配って記憶を頼りに解いてみる、文章は講師オリジナルの長編物語です。子どもたちはわくわくしながら第一章から物語を読んでくれました。物語の最後には「何かジーンときた」「先生、これ売れるよ」とうれしいことばをもらいました。

９月の始めはなかなか内容を覚えられず苦戦していましたが、１０月の終わりごろになると静かに読む習慣が身につき、長い話を落ちついて覚えられるようになってきて、正答も増えました。さあ、１１月からは次のステップにすすみましょうね！