中学生準備講座

サポートクラスでは、毎年 小学6年生を対象に、中学生になる準備をするための講座を開催しています。
小学6年生になったら、このプログラムがある...と、お待ちの方もおられるとお聞きしています。

朝のショートホームルームではスケジュールとファイルの使用方法の確認をしました。
少し遅れてしまったメンバーには、休み時間を利用して学んだことを教えてあげるクラスメイトの姿がありました。

１限目：小学生よりも少し長い50分授業。まずは　"小学校と中学校の違い"　です。
初めは"中学"に対する不安が大きく、「(中学は)やばい」というイメージがあるようでした。
しかし、生徒手帳を見て少し憧れを持つ様子が見られ、
校則について「理由」を考えることで、自分の思い込みをはずして少し丁寧に周囲を見ることの大切さを理解していました。

２限目は"授業やテストの体験"です。
教科書の文字の大きさや情報量、教科の種類の多さを実感し、
計画を立てて試験勉強を進めることの大切さや、自分に合った方法を考える時間もありました。
蛍光ペンの使い方、赤い下敷きの利用の仕方も新鮮だったようです。

３限目は"先生や先輩との会話"を中心に、実践練習でした。
丁寧に言うことは大切なものの、過度に尊敬語と謙譲語を入れてしまうと不自然になること、
姿勢や表情、返事のタイミングも重要なこと、
何かを伝えるときには「理由」をつけることなど、
頭では分かったけれど「もっと、練習したい」との声が上がっていました。



新しい世界に踏み出す第一歩を、前もって体験できたことで、
少し不安が和らぎ、心の準備ができたのではないでしょうか。

新中学１年生の皆さんの学校生活が充実したものになりますよう、心から祈っています。