お知らせ

鳥取フォーラムに参加しました

「いのちの おわりに みみを すます」


「いのちの おわりに みみを すます」がテーマの第18回日本ホスピス・在宅ケア研究会が鳥取で7月10・11日に開催されました。ターミナル・ケアが中心の研究会は、表コミのように「生きる」ことを考える教育関係者にも大変深い学びの場で、表コミスタッフや表コミに関わる人11人で参加しました。
 
鎌田實さん(諏訪中央病院)や向谷地生良さん(べてるの家)、鷲田清一さん(大阪大学)の言葉は表コミにも繋がることがいっぱいで心に響きます。「待つことは大切。そして自分が誰かに待たれているかも考えて欲しい」と鷲田さん。
 徳永進さん(医師)が進行をされる谷川俊太郎さん(詩人)、よしもとばななさん(作家)、玄侑宋久さん(作家)の対談は「死を包む言葉」という深刻なタイトルなのに、徳永さん、谷川さんのお人柄で爆笑の連続。サプライズで一青窈さんが出演、熱唱で会場は大盛り上がりでした。
小児がんにかかった子ども達に寄り添う細谷亮太さん(聖路加国際病院)や「風のかたち」を撮影した伊勢真一監督とは、今後何らかの形で表コミと繋がれたら、と想います。「子どもは死んだらだめなんです」と細谷さんが言われた言葉が印象的でした。
  
 
今回、私たちが宿泊したのは、鳥取中心部から車で小1時間の大きな古民家。この古民家をこのように泊まれる様になるまでに、春から現地NPOの方々がずっと掃除をしてくれました。そこへ表コミスタッフも数回、掃除をしに行ってましたので、当日はもうすっかりNPOの一員のように関係ができている者もいました。
研究会だけでなく、たくさんの方々と出会えたことが大きな財産となりました。
  
そして今回、多くの方々から「表コミっていい雰囲気やねえ」「いい仲間やね」といっていただきました。私たちも「私たちのチーム力はすごい」と自負した2日間でした。