沿革
表現・コミュニケーション学科
多様な不登校生の子ども達を対象とし、自信を回復する、人との関係を築く力を培う、
学び直しをするための表現・コミュニケーション学科を設立しました。
大阪YMCAは、古くから子供たちに学習やスポーツの場を提供してきました。その中で学校になじみにくい、友達ができにくい、不登校など、既存の学校に適応しにくい子ども達の保護者から、「良い進学先がない」「子どもに合う高校がない」と相談されてきました。従来の進学先とされている高校に行くと、大人数でまた取り残される、いじめられる、基礎がわかっていないまま授業が進むという心配があったのです。何よりその子ども達は「自分はばかだ」「自分はどうせできない」といった自尊心の低さが際立っていました。たまたま合う学校に巡り合っていなかっただけで自分に自信を失っていたのです。多様な不登校生の子ども達を対象とし、自信を回復する、人との関係を築く力を培う、学び直しをするそのような学校を目指し、表現・コミュニケーション学科を設立しました。
表コミの歴史
1844 | 世界最初のYMCAがジョージ・ウィリアムズらによりロンドンに創立 |
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1882 | 大阪YMCA創立 |
1920 | わが国初の教育的組織キャンプを大阪YMCAが六甲で実施 |
1949 | わが国初の国際ワークキャンプを実施 |
1980 | 大阪YMCA国際専門学校認可 |
1996 | 学習障がい(LD)児対象のサポートクラスを開講 |
2002 | 単位制・通信制「YMCA学院高等学校」を開校 |
2005 | 大阪YMCA国際専門学校高等課程「表現・コミュニケーション学科」設立 |
2008 | YMCA総合教育センター設立(相談機関が併設) |
大阪YMCAの歩み
1882年設立。地域のニーズに沿った活動やボランティアを通して、多くの子どもたちや青年の成長を願い活動を展開しています。
1882年(明治15年)に設立。創立当時は西洋文明の紹介者として、また市民運動の拠点として人びとに大きな影響を与え、東洋で最初につくられた土佐堀の「青年会館」は各種の講演会や集会に広く用いられました。また、事業としていち早く英語学校や進学教育に取り組み、その長年の伝統は今日の専門学校や予備校へと引き継がれています。
さらに、バスケットボールやバレーボールなど各種のスポーツを日本に紹介したのもYMCAで、健康活動や野外活動の推進にも大きな役割を担い、先駆的な働きをしてきており、民間の行う青少年事業、社会教育事業、社会体育事業の面で貢献してきています。
以来、地域のニーズに沿った活動を展開しており、参加する多くの子どもたちや青年の成長を託す場となっています。また、障がい児・者、加えて現在課題となっているLD及びその周辺児とその保護者へのプログラムも展開しています。
国際的ネットワークを活かし、地震や津波などの災害救援に青年ボランティアの派遣も行い、国際理解や平和教育、環境教育、人権教育という分野で多くのボランティアと共に地道に活動を展開しているところです。
大阪YMCA | 日本のYMCA・世界のYMCA | |
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1844 | 世界最初のYMCAがジョージ・ウイリアムス によりロンドンに創立 |
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1845 | YMCA運動が、アメリカ、カナダ、スイス、 フランス、ドイツ、オランダに広がる |
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1855 | パリで第1回世界YMCA大会が開催。 世界YMCA同盟結成。「パリ基準」制定 |
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1863 | アンリー・デュナン(ジュネーブYMCA) 国世国際赤十字社結成に奉仕 |
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1867 | 第5回世界YMCA大会 11月第2週をYMCA祈祷週として制定 |
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1880 | 日本で最初のYMCAが東京に創立・ 「青年」という言葉を創造 |
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1882 | 大阪YMCA、天満教会仮会堂で創立 初代会長宮川経輝(26歳) 第1回宗教講演会開催(西区新町の高島座) |
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1884 | 日本のYMCAで初の会員証発行(会員数92名) 河内大水害施療事業を行う |
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1886 | 初代土佐堀青年会館竣工 日本で初のYMCA会館 「大阪体育会」を組織(体育事業のはじめ) |
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1886 | アメリカのYMCAでバスケットボール創案 | |
1886 | 大阪青年会夜学校開校 (国際専門学校のはじめ) |
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1895 | アメリカのYMCAでバレーボール創案 | |
1898 | 青年会館内に弓道場設置 土佐堀川を利用する端艇クラブ設立 |
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1901 | 20世紀大挙伝道開始 | 20世紀大挙伝道開始 市基督教青年会同盟結成 (大阪・東京・横浜・神戸) |
1902 | 初代常任幹事に安藤乙三郎就任 (有給職員の初め) |
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1903 | 日本YMCA同盟成立 | |
1907 | 撃剣部開設 柔道・剣道の道場開設 大阪YMCA初代総主事に佐島啓助就任 |
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1908 | 「北の大火」救済事業に着手 | |
1910 | 大阪YMCA、財団法人認可 「人事相談部」職業紹介事業開始 大阪高等予備校開設(YMCA予備校のはじめ) |
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1913 | 北米YMCA同盟F.H.ブラウン来日しバレーボール、 バスケットボールの紹介指導開始 |
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1913 | 大阪YMCAでジョージ・グリーソンによりスカウト活動を 展開(「大阪少年義勇団」の母体) |
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1914 | 「大阪少年義勇団」結成 | |
1916 | バスケットボールの指導を始める | |
1920 | 日本で最初の長期少年キャンプ(14泊15日)を 六甲山麓・南郷山で実施 |
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1924 | 長期野外テント生活(21泊22日)を和歌山・箕島海岸で実施 | |
1926 | 土佐堀新会館竣工 | |
1928 | 日本初の国際ワイズメンズクラブ大阪に誕生 | |
1929 | 大阪YMCA海外協会設立 本格的に海外移民運動に取り組む |
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1937 | 戦時体制に入る | |
1942 | YMCA、日本基督教団の所属団体に加盟させられる | |
1944 | 戦争のため会館を大阪帝国大学に貸し出す 英語学校、予備校とも全面休校 |
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1945 | ワイズメンズクラブ、聖書研究会などの活動を再開する | |
1950 | アベノ橋ブランチ(現大阪南YMCA・YMCA学院高等学校) 開設(日本で初のブランチ) |
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1951 | 六甲キャンプ場(現六甲山YMCA)開設 | |
1952 | 「大阪YMCA賛助会」発足 | |
1954 | 準学校法人大阪YMCA認可 | |
1962 | 豊中地域事業センター(現北YMCA)開設 | |
1965 | 堺YMCA開設 「体育が好きになる教室」開設 |
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1968 | 阿南国際海洋キャンプ場(現阿南国際海洋センター)開設 | |
1971 | くずはYMCA(現枚方YMCA)開設 | |
1973 | 第6回世界YMCA同盟総会で「カンパラ原則」採択 | |
1976 | 学校法人大阪YMCA学院認可 YMCA松尾台幼稚園開園 |
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1978 | 高槻YMCA開設 | |
1980 | 大阪YMCA語学専門学校(国際専門学校の前身)、 専修学校認可 |
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1982 | 大阪YMCA100周年 3代目土佐堀会館竣工 |
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1984 | 大阪YMCA会館として3代目の建物が土佐堀に完成 | |
1991 | YMCAしろがね幼稚園開園 | |
1993 | 弁天町オーク200内にウェルネスクラブヴェクセル (現みなとYMCA)開設 |
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1995 | 阪神・淡路大震災の救援活動実施 | |
1996 | 社会福祉法人大阪ワイエムシイエイ福祉会認可 | |
1997 | 高齢者支援施設YMCAサンホーム開設 | |
1998 | 第14回世界YMCA同盟委員会で「チャレンジ21」採択 | |
1999 | チャイルドケアーセンターを長居センターに開設 (保育事業のはじめ) |
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2001 | 大阪YMCAインターナショナルスクールを みなとYMCAに開設 大阪YMCA「VISION 2010」制定 |
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2002 | YMCA学院高等学校開校 準学校法人を学校法人へと組織変更 |
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2003 | 紀泉わいわい村開所 日本YMCA同盟100周年 |
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2005 | 国際専門学校高等課程表現・コミュニケーション学科新設 第10回スリランカLOVE&AFFECTION CAMP にて津波・内戦被害の青少年キャンプ実施 |
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2006 | YMCAとさぼり保育園開設 YMCAかわにし保育園開設 | |
2007 | 大阪YMCA125周年 | |
2008 | YMCAあわざ保育園開設 | |
2009 | 教育交流センター台北オフィスを開催 インターナショナル・キャンプ・カウンセラー・キャンプ in OSAKA(ICCCPO)開催 |
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2010 | 大阪市いきいきエイジングセンター受託運営開始 | |
2011 | 財団法人大阪キリスト教青年会から 公益財団法人大阪YMCAへ移行認定 |