お知らせ

スタッフ研修~人権研修会~

 大阪YMCAでは、職員研修を年に数回開催しています。YMCAに関わる全てのスタッフが安全について・人権について学ぶための同じ時を共有しています。

 

10月は人権教育全体研修会を行い、表コミスタッフも参加しました。今回の研修会は、『共生・他者理解・多様な人権侵害について』というタイトルで、大阪市立学校人権教育研究会指導員の川西寿美子先生をお招きして、お話をお聞きしました。

 

 お話の中で印象に残ったことは、人の心からどうしても消えない気持ちは「ねたみ」であり、その気持ちは人と比較するとこから生まれるということです。誰かと比較してしまうからこそ、ねたみやひがみの感情が生まれ、そこから差別やいじめが起こるのだと先生はおっしゃいました。私自身、誰かと比べ、自信をなくすことはよくあります。表コミ生も、ついつい誰かと比較してしまい、しんどくなることがあります。

 

大切なことは、「一人ひとり違う」ということ。性別、国籍、民族、生まれ育った場所・環境、身体、能力・・・それぞれに違う。人と自分は違うんだということを知ることです。それはまさに、『違いを認め共に生きる社会=YMCAの目指す社会』であり、もちろん表コミが大切にしていることでもあります。誰かと比較するのではなく、ありのままの自分を認め大切にすること、相手を大切にすること。改めて、人権について考えることの重要性を感じた研修会となりました。

 

 今回は、いろいろな人権問題として、高齢者・障がい者・女性・子ども・民族・外国人問題・多様なセクシャリティ・HIV感染者など、項目ごとに分けて学ぶことができました。中には、高校生である表コミ生に深く関わる項目もあり、スタッフが常に人権を守る視点を持って関わることの大切さを再認識することができました。