~20期生 冬公演 『Mauko pirika ru ~僕と家族の日本縦断の旅~』 ~
12月10日、20期生の冬公演が行われました。
大きな拍手と感動の中、無事に終えることができました。しかし、ここに至るまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。
2年になって台本が配られてから、たくさんの日数をかけて、読み合わせ、配役決めをしてきました。その過程では途中で配役が変わることも何度かありました。
後期に入り、練習の熱が増す中、11月末には中間試験も控えています。高校生、もちろん学習にも力を注がないといけない中での稽古が続きます。
12月、ようやく演劇の練習に舵を振り切ったと思ったら、まだセリフが入っていないメンバーがちらほら。本番を1週間後に控えたホールリハでもセリフが飛んでしまうシーンが多々あって、クラス全体が不安に包まれていました。
しかし、ホールリハから2日後の練習では、前回が嘘だったかのようにセリフをすらすら言う生徒たちの姿が!台本をきっちり読み込み、それぞれのキャラになりきった演技をする生徒の姿を見て、「何て力を秘めた学年なんだ!」と感動しました。
本番前日の練習後のホームルームでは、担任以外の先生方から激励の言葉をもらいました。その言葉を聞いている一人ひとりの目は、1週間前の不安など何一つ残っておらず、大きな自信と少しの緊張を含んだ良い雰囲気のクラスとなっていました。
そして迎えた本番当日。
舞台では堂々と演技をし、台本とは違うセリフがあったとしてもうまくフォローをし合う生徒たちの姿がそこにはありました。
行事を越える度に大きく成長する20期生。今回の演劇で、個人としてもクラスとしてもまた一つ強くなりました。公演後に会場に響いた万雷の拍手が、
それを物語っていました。

今回の演劇で、大きく成長したのは、「支え合う」ということ。演劇は役者だけでなく、たくさんの小道具を作り、照明・音響を操作しなければなりません。小道具作成は2名ほどでスタートしましたが、どんどんとその輪が広がり、小道具作成でも支え合う姿が見られました。舞台の裏では、車椅子の生徒のために声を掛け合って通路を確保したり、次のシーンへ向かう友だちに声を掛けたり、表には見えないけれど大切なコミュニケーションがたくさん生まれていました。その一つ一つを自然に行う20期生の姿がありました。

「たくさんの人の前に出て演劇をするなんて・・・」そう思っていた生徒もたくさんいることでしょう。でも、その試練を越えた先にはとても大きな成長と達成感があります。

「わたしたちの一時の軽い艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。」 (コリントの信徒への手紙二 4:17)
生徒たちは、悩み苦しむことを乗り越えた時、たくさんの栄光がもたらされることを実感したことでしょう。そして、「乗り越えられたのは友の支えがあったから」ということも、彼らの胸に強く残ったに違いない。そんな素敵な演劇でした。
***** 在籍生の7割が不登校経験あり *****
***** 経験を通して仲間づくり・コミュニケーションを学ぶ学校 *****
大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科(表コミ)
