ピンクシャツデー

大阪YMCAでは、2015年度より「いじめ」をなくすための取り組みのひとつとして、毎年ピンクシャツデーを全国YMCAと共に実施しています。

表現・コミュニケーション学科では今年度初めて、13年生を縦割りで小グループに分けて「いじめ」について考える時間を持ちました。

過去の辛い体験から一人ひとりができること、伝えられることがあることに気付くことが目的です。

例年は3年生だけの取り組みでしたが、同じような体験をした先輩が、主体的に後輩との話し合いをサポートすることで、より効果的な気づきと学びがあると考えました。

3年生のリーダーは「後輩たちが安心して話せ、話せたことに感謝できる空気を作ろう」と、事前準備を進めました。当日、1人ひとりが「いじめ」について考え、想いを分かち合うことができました。

3年生の温かいリーダーシップに、緊張していた12年生からも「自分が3年生になったら、あんな風に後輩をサポートできるようになりたい」という声があがるほどでした。身近に辛い経験をしてきた先輩が、それらの体験を強さに変えている姿を見て、12年生は大きな勇気を得たようです。

この特別授業は、朝日新聞では「ピンクの結束」として全国版の夕刊一面で、また読売テレビ「かんさい情報ネットten.」、テレビ大阪「やさしいニュース」でも取り上げられました。共感が広がっていくことを願っています。

DSCN6862.jpg