2年生保護者会

4月21日土曜日

2年生の保護者会を行いました。

2年生は、自分で挑戦していく学年。大人たちが配慮し、安心出来る居場所を作りあげた1年時と比べて、新しいことに挑戦することによって「葛藤」や「トラブル」がたくさん生まれます。それを、自分から大人に「相談する」「サポートを求める」ことによって乗り越えることで、大きく成長するとともに、さまざまなスキルを獲得していくことが出来る学年です。

高校2年生は「思春期」真っ只中です。思春期とは成長発達的に、心の枠組みが「子ども」から「大人」へと変化する時期です。保護者=家庭に庇護されていてOKだった幼年期から、庇護を抜けて自立へと歩み始めるため、心の外枠が弱く、外からのストレスをまともに受けてしまう時期です。また、「大人」へと成長しようとしているため、家族が「心の外枠」となることが大変難しい時期でもあります。「保護者」から、「大人の見本」としての存在に、立ち位置を少しずつ変化させて頂くことが、この親子関係の難しい時期をうまく乗り越える方法の一つかもしれません。

さまざまな挑戦をし、また少しずつ「サポートされる」存在ではなく「自分から相談・ヘルプを求められる」存在へと変化が求められていく中で、今年1年、生徒たちは大きく「葛藤」に直面し、また「トラブル」や「自分の課題」に向き合うこととなります。

それを支えるためにも、より一層の緊密の連携を取り、保護者と学校が同じ方向性、同じ目線で生徒に向かい合う事を確認させていただく、貴重な時間となりました。