5月 全体礼拝『神のわざがあらわれるため』
中間試験直前の5月末、試験への不安やプレッシャーも高まり、日々の疲れが溜まる頃でしたが、そんな折に
全体礼拝という「ゆっくりと落ち着く時」を持てるのはとても有難く、心に安らぎを覚えます。
この日は、日本基督教団 長居教会の村上修平牧師より『神のわざがあらわれるため』と題してお話をいただきました。

お話の中では、生まれつき目の見えない人のことを「目が見えないのは、本人のせいなのか。それとも、両親のせいなのか」
と、弟子がイエスに尋ねたという聖書箇所が読まれたのですが、それに併せて、レーナ・マリアという
スウェーデンのゴスペル歌手の話を紹介されました。
生まれつき、両腕がなく、右脚は左脚の半分の長さしかなかった彼女はパラリンピックの水泳選手でもあったのですが、
ある時記者から「障がいのある自分のことを悲しいと思ったことはありませんか?」という質問がありました。
それに対し、彼女は次のように答えました。
「不便だと感じたことはありますが、悲しいと思っとことは一度もありません。神様は何か意味があって私をこういう形に造られたのだと思います。
ですから、それが何なのか、これから知らされるのが楽しみです。」
この言葉に村上牧師は感銘を受け、それまで持っていた神様というものへのイメージが変わったきっかけになったそうです。
また、レーナ・マリアは次のようにも言っています。
「神様は私に手の代わりに心の中に豊かさを与え、私が自分自身を愛するようにしてくださいました。」

レーナ・マリアや聖書に登場する生まれつき目の見えない人ではなくても、自分の持っている「何か」に対して
「自分は何も悪いことをしていないのに、なぜこんな目にあうのだろう」
と考えたことのある人は少なくないかもしれません。
「神様の愛」というものは、時に誰かが発する言葉として、時に誰かの行動として、様々な形で顕れますが、
その愛によって、自分の心の中に豊かさを満たし、自分自身を愛することができる人が表コミ生の中にも増えてくれたら、と感じた礼拝となりました。
そして礼拝の後には、6月開催のスポーツデイの案内が3年生のチームリーダーによって行われました。
今年のテーマは、『表コミの表コミによるみんなのためのスポーツデイ』
テーマ発表、とても堂々としていましたね!
スポーツデイは皆で楽しむために準備が不可欠な行事ですが、これからはその準備が本格化していく時期です。
全員で協力して乗り越えて行きましょう!!
