表コミDAYを終えて

 毎年5月に実施する、全学年交流の学校行事である「表コミDAY」。例年はスポーツを通して3学年が交流するスポーツ大会でしたが、今年度は感染症対策のため、屋外でのウォークラリーを実施しました。

 表コミDAYは、自分たちの学年だけではなく、先輩・後輩が繋がれる場とすることが目的です。また、3年生にとっては、最高学年として、チームを盛り上げたりまとめたりすることを体験できる、大きな経験の場でもあります。

 例年であれば5チーム、リーダーとサブリーダーは合わせて10人しかいません。今年度は密を避けるために10チームに分けたため、リーダーとサブリーダーは20名!各チーム3年生も3~4名しかおらず、どのチームも3年生全員が協力して1・2年生を支える姿が見られました。

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 当日はあいにくの天気でしたが、各教室3年生の心のこもった温かいお祈りからスタートしました。くじ引きで決まったスタート駅を目指して、チームごとに出発。電車の駅は、サイコロの目の数で進める駅数が決まります。すごろくのようにゴールである緑地公園駅を目指しました。

 緑地公園についた順番でもポイントが与えられ、緑地公園内では3つのミッションと、謎解きをすることでチーム力とポイントを競いました。どのチームも、1年生から3年生まで、中には中学生のJ-IVY生もいるチームもありましたが、3年生の優しいリーダーシップやフォローが光り、1・2年生がのびのびと参加している様子が見られました。協力し合って、難しい謎解きに挑戦!雨の中、頭をつきあわせて「どういう意味やろ...」「地図の数字ちゃう?」とあれこれ相談している姿に、学年の壁は感じませんでした。

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 ウォークラリー中に撮った各チームの写真は、ファミリーウィーク中に掲示し、投票しました。それらも全てポイント加算され、結果発表の日!3つの教室をオンラインで繋いでの表彰の時間でしたが、違う教室のグループのことにも拍手をし、温かい空気が流れていました。全てのチームのリーダー、サブリーダーが感想を伝えてくれ、3年生の頼もしさや失敗もきちんと謝る誠実さに、心を打たれました。

 全学年で交流できる機会はあまり多くありませんが、表コミではこのような機会を大切にしています。生徒たちが1人ひとりが活躍できる場、お互いに支え合ったり、人間関係が広がる行事を、コロナ禍の中でも考えていきたいと思います。