3年生広島平和学習リポート

広島平和学習(修学旅行)での学びを、生徒自らの手でお伝えしてきた「3年生広島リポ」。
最終回のリポートをご紹介します。

☆3年生広島リポ<1〜21>★は、表コミFacebookでご覧いただけます

広島で心に響き、心が震え、こみ上げてきた様々な感情を、丁寧に整理し書き上げました。
彼が一番、心に「グッ」と来た峠三吉詩碑の写真と共に、どうぞお読みください。

以下の文章と写真は、生徒によるものです。

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僕は、小学校と中学校の時にも、広島に行きました。
その時は、ただただ目の前の展示が怖かった。

高校生になって、表コミに入学して、いろんな経験をして成長した僕は、友達からも「他人の苦しみが分かるようなったね」とか「視野が広くなったね」と言ってもらえるようになって、今は、毎日がとても楽しいです。
3年生のクラスのみんなと広島に行って、もう一度広島平和記念資料館を見て、体験者の話を聞きました。
その後、旅館の窓から見える原爆ドームがとても迫ってきて、気持ちがザワザワして、さっき聞いた話が気になって、夢中でケータイで調べました。

この地球上には、1万発以上の爆弾が存在していて、ボタン1つで直ぐに爆破できる、そんな状態にある。

小学校・中学校の時は、ただ目の前の展示が怖かったけれど、高校生になって、他の人や、他の国や、地球全体、そして未来を考えられるようになった僕は、その状況が本当に怖いと心から思った。
小学校の時に、お母さんが連れて行ってくれた、長崎の原水爆禁止世界大会は「何かいい事をしてるんだろなあ」とは思ったけれども、今ひとつよく分からなかった。

でも、今ならわかる。

地球全体や未来のために、やはり原爆はあってはならないものだと思う。
高校生になった僕は、本当に痛いほど感じました。
だから、僕はこれからも平和を訴えて行くために、原水爆禁止世界大会のような核反対運動に参加したいと思います。

最後に今回の平和学習に連れていってくれた先生や、小学校の時に広島・長崎に連れていってくれたお母さんに、すごく感謝しています。
本当にありがとうございました。