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10期生の目指すクラス

緊張した表情が徐々に和らぎ、笑顔が増え、少しずつ“つながり”始めた10期生。

4月の前半は、緊張から表情は硬く、背筋は丸く、どこか落ち着かない様子。職員室前での挨拶も自信なさげでした。それが時間と共に変化してきました。

そして、友人関係が芽生え始めた4月の後半に、「前期、10期生をどんなクラスにしたいですか?」と生徒に投げかけました。すると、生徒たちから「相手との違いを受け入れて一人ひとり大事にできるクラス」「皆が笑顔で一日終われるクラス」「嫌なことをされても時間がかかってもいいから必ず許せる優しい心を持っているクラス」「皆で助け合ってけじめのあるクラス」等々まっすぐな思いが溢れる意見がたくさん出てきました。また、「世界中の洗濯物が真っ白になるようにみんなが幸せになるクラス」やそれぞれの個性が輝きますようにの願いを込めてつけた「カラフルなクラス」とユニークな目標も。そのクラス目標をみんなで共有しました。みんなのクラス目標をそれぞれが、時には笑い、時には頷き、熱心に聞く姿がとても印象的で、ちょっぴりクラスの気持ちが1つになったように感じました。

5月。デイキャンプに向けてグループで「野外炊飯はどんなメニューにするか」「グループの中でどんな役割を担うか」等の話し合いをしています。話し合い時の約束は3つ。①相手の意見を否定しないこと②自分の意見を伝える努力をすること③人の話を最後まで聞くこと。表コミに来て、初めての学校行事に向けての話し合い。それぞれ不安な様子ですが「失敗しても大丈夫」。デイキャンプに向けて、気持ちが1つになるように準備を進めていきます。

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科