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10月 全体礼拝『秘訣を授かっている』

 

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ようやく暑さが和らいだと思うのも束の間、急に肌寒く感じるようになりました。そんな日和に、後期最初の全体礼拝を行いました。

岡村牧師による説教を聞き、讃美歌に声を合わせ、共に祈る。その静かな時間は、表コミ生に豊かな気持ちを持たせてくれたことと思います。

 

「物欲しさにこう言っているのではありません。わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。わたしを強めて下さる方のお陰で、私にはすべてが可能です。」

 

上記が今回の聖書箇所でした。自分がどんな境遇にあったとしても、置かれたその状況で満足する秘訣を授かっている、というパウロの言葉は、生きていく上で誰もが持ちたいと思いながら持てない「満足」というものについて考えさせてくれました。現代人は昔に比べると生活がはるかに豊かになりましたが、それでもなお豊かになろうとしています。私自身も何か欲しいものを手に入れたとしても、また新たに何か別の物を欲してしまいます。常に新しい何かを求めて、「足りない」と感じてしまっているような気がします。それは様々な成長を生み出す反面、失うものも少なくないのでは、と考えてしまうのです。そんな思いを抱く現代の私たちに「置かれた状況で満足することの大切さ」や「当たり前の有難さ」を思い出させてくれる岡村先生のことばは非常に心に残りました。日々の忙しさに追われながら、文字通り心を亡くしかけている私たちが満足し、その亡くしかけた心を取り戻したような気がしました。

 

礼拝後は、全体で漢字検定の表彰式を行いました。1年生にとっては表コミ入学後、初めての漢字検定でしたが、緊張しながらも嬉しそうに表彰を受けていました。また、2、3年生はそれを温かく見守り、自分たちが表彰を受ける時には自信も感じられる様子で、先輩としての頼もしさも見られました。

これからどんどん寒くなりますが、後半戦も行事が色々と続きます。体調を整えて頑張っていきましょう!