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10期生 卒業公演 Polar Night Oga ~極夜の鬼~ この世界には、夕べがあり、朝があった!

去る3月4日(土)、表コミ史上初のダークファンタジー、

10期生卒業公演が、大成功の内に幕を下ろしました。

 

公演後の振り返りでは、表コミが始まって以来ずっといらっしゃる講師の先生から、

 

「過去10年の演劇の中で、一番みんなの声が聞こえた!」

 

というお褒めの言葉をいただきました。この3年間、クラスの雰囲気を「サファリパーク」、

「祭」と例えられてきた、にぎやかな10期生ならではの快挙ではないかと思います。

 

 

演劇は、舞台で人前に出ているときだけが、本番ではありません。

それが演劇の怖さであり、醍醐味でもあります。

 

演劇は、普段どれだけクラスメイトのことを考えられているかが試される場でもあります。

仲間がいっぱいいっぱいになっている時、どんな声かけをし、どんな眼差しを送り、

どんなふうにそばに寄り添い、どんなふうに陰ながら配慮し、周囲に働きかけられるのか・・・

表コミで培ってきた人間力を総動員して行う、それが演劇です。

 

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10期生はその演劇という舞台で、今の自分たちにできる最高の演技を行うことができました。

 

以下、卒業公演の振り返りシートより、生徒の言葉と、卒業公演アンケートより、

当日来られていた方々の感想、一部抜粋です。

 

【表コミで「演劇」を経験したことで、あなたが得たものは何ですか】

・仲間の絆と、自信。表現力。

・探す力が一番かと思った。必死に自分にできることを探したから。

・私が得たものは、全体を見渡すことが重要であるということに気付けたということです。

・クラスのみんなとの連携や、大勢の人前で話すということへの抵抗が少なくなったこと。

・緊張に弱かったが、強くなれた気がする。また、本番の日に私がこんなにやる気を

出せると思っていなかった。

・自分の役目を果たすことだと思います。前まではそれなり、なんとなくで終わらせて

いましたが、同じメンバーで3年間することで、責任感とその役割をどうすればうまく

いくかを考えるようになりました。

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【今回の経験は、今後新しい進路へ向かうあなたにっとってどんな意味を持つでしょうか】

・自信

・あきらめないでやったら結果が出る!

・どんなことでも楽しめることがあること

・相手との信頼や緊張に負けない心の向上力

・集団作業をする上で、どのように動くのかが、卒業公演でよく理解できました。

これは、今後の私にとって勉強になりました。

・集団の中で、自分のすべき事を見つけて、どの方法がべストか、自分にやれるのかを

考え、実行に移すことは社会人になってからの人とのつながりに大いに役立つと思います。

 

こんな意見も・・・

・活かすのはとても難しいかもしれないが無意味ではないはず。

・わかりません。でもこの経験が役に立つときがあると思うし、

知らず知らずのうちに自分の大きな力になっていくかもしれないです。

 

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【卒業公演アンケートより】

 

・全員よく声が出ていてよかったです。今後の人生に必ずプラスになると思います。

・すばらしい公演でした。魂の声をききました。瞳に光と力を見ました。

・とても深くて感動的でした。一言では言えませんね。

どんな映画よりも素敵な時間でした。

・どんなストーリーなのか理解できるかなと始まるまで思っていましたが、

とても分かりやすく、一人ひとりが生き生きと演じてるなと感じました。

演技の上手さに驚かされました。とても良かったです。

・どんな高校生より皆は素晴らしいです。自信をもってこれから先の道を

進んでいって下さい。ありがとう。

・素敵な時間をありがとうございました。泣きました。

みなさんの頑張り、成長に心から拍手を送ります!!

・3年間で一番すごかったですね。全員声がはっきりしていてききとりやすく、

すばらしく、感動しました。

・生徒の皆さんがとても生き生きしていて素敵でした。本当に感動でした。

生きるということを深く考える機会となりました。

・よく声が聞こえてました。よくわかるコワーイストーリー。

さすが昨年よりレベルアップ。よく、これだけセリフ覚えれるな。感心感心。

前にいたので、メイクとキャラがマッチしているのが見えました。

役者がそろっていてお見事でした。

・一丸となって真剣に取り組まれ、熱演に心を揺さぶられました。面白いお話でした。

どんなに辛いことがあっても「生きる」事を選んだのなら、今を精一杯生き抜く

大切さを学んだと思います。お疲れ様でした。

 

この日を迎えるまでに、きっと、たくさんの笑い、そして涙があったと思います。

自分に与えられた役割を、どう果たし、どう楽しみ、どう必死になるのか、

そして、自分の役割にどんな意義を見出し、その瞬間、その言葉を、

どう輝かせることができるのか、全ては自分次第です。

しかし、どんなときも、私たちはひとりではありません。

周囲の仲間と、どれだけ笑い合い、助け合い、思い合えるかで、

その演劇は、より深く、より豊かになっていきます。

私たちが演劇から学んだこと、それは「生きること」そのものなのかもしれません。

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最後に、今回の卒業公演の、プロローグとエピローグの言葉をもう一度。

 

何が起こるかわからない明日

その時後悔しないよう

今を大切に

感謝を忘れずに生きること

この世界には、

夕べがあり、

朝があった!

 

 

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科