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1年生 六甲オーバーナイト

「クラスメイト全員の事を知る、考える」「宿泊研修での目標を立て、それに向かって努力する」大きな目的を2つ確認し、六甲オーバーナイトが始まりました。当日は、春の訪れを感じさせる暖かい気候でしたが山頂付近の六甲山YMCAは池には氷が張り、グランドは少し雪が残っていました。この自然環境に恵まれたフィールドで体験学習や仲間作りの各活動を通して、1年間を振り返ります。

 

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最初のプログラムでは、しおりの裏に新聞紙で自分の名前をちぎりコラージュし、オリジナルのしおりを作成しました。作品お披露目のコンテストでは「さすが表コミ生!」と言いたくなるような個性輝く作品が多く審査員の先生を悩ませました。このプログラムを通して名前の大切さを学ぶ機会をもちました。

 

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次に、卒業公演の前座となるマダン劇の練習を行いました。練習中は楽器、芝居、ダンスと分かれ一生懸命練習に打ち込む姿が印象的でした。普段の学校生活では見えにくかった生徒の表現力が引き出され、クラスメイトの新たな一面を発見する時間となりました。また、ピアノに併せて電子ドラムを叩く仲間の姿に「かっこいい」「感動した」と1年生全体で盛り上がりました。

 

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夜の活動では、暖炉の火を囲み、未来に向けての自分の願いを発表しました。入学時は、人前に立つことが苦手だった生徒達が火の前に立ち、皆の前で自分の想いを伝えました。何度も一歩踏み出そうとする姿、長い沈黙を破って前にでてくる姿、涙を流しながら思いを伝える姿、声を震わせながら話す姿、本当にたくさんの「勇気」がそこにありました。また、クラスメイトの力を信じ最後まで待ち続けた生徒の大きな優しさにたくさんの可能性を感じることが出来ました。その後の宿舎では、就寝時間を忘れ、朝方まで語り合っていた生徒たちもいたようです。

 

2日目は、六甲委員の生徒が考えたプログラムから始まりました。委員のメンバーは毎日昼休みに集まり「みんなが楽しめる」を目標に話し合いを続けしっかり準備して来ました。プログラムは「頭」「体」をバランスよく使うもので当日の進行、時間管理と本当に立派に役割を果たしてくれました。「六甲委員の人達が頑張ってくれたから、私も頑張れた」「六甲委員の人達のおかげで楽しめた」そんな声が聞かれました。

 

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そして最後に、「クラスメイトはどんな存在?」「8期生ってどんなクラス?」について考え共有する時間を持ちました。「自分がみんなからどう思われているかを知るのは怖かったけど、知れてよかった」とポツリ。また「8期生ってどんなクラス?」に対して「友情の結晶」「一生の宝」「希望」「仲間」等、暖かい言葉で表現する8期生に絆を感じました。これからクラスとしてどう成長していくのかが楽しみです。

 

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(振り返り) 一部抜粋

・友達とたくさん話せたし、たくさん笑えたし、行ってよかったかなと思っている。

・こんな自分も頑張ればもっと積極的になれるんだと気づいた。

・一人ひとりが自分自身の誓いや願いを伝えてそれに向かって努力しようと思っているというところに気づきました。

・活動してクラスメイトの事を知ることが出来てよかったと思うし、夜のプログラムで一生懸命、発言している姿がとっても良かったと思います。

・色々なことがあったけど8期生だからこそ頑張れた。

・自分は今の仲間に出会えて良かった。自分に優しくしてくれるみたいに仲間を大切にしたいと思う。

・私は、表コミの8期生として編入してきて良かったです。

・人をサポートするのを意識したら、どれだけ自分が助けられているのかよく分かった。自分はまだまだダメだけど少しずつ目標に向かって頑張ろうと思う。

・1年間を振り返ってマイナスが0に戻りました。今度はプラスに向かって歩いていきたいです。

・純粋に楽しかった。色々な人と関われた気がする。

 

 

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****

 

 

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科