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1年生 性教育

表コミでは、3年間を通してさまざまな角度から性教育を行います。自分の性についてはもちろん、自分以外の周囲の性について知るために、また、思春期特有の身体や心の変化について知り、自分と相手を大切にするために、性について共に考えていきます。

1年生は現在、「高校生としての性」をテーマとして、異性への配慮について学習しています。ここ何回かの授業の影響で、クラスの雰囲気が少しづつ変わってきていると感じている生徒もたくさんいます。

最初の授業では、互いにしてほしくないことについて、それぞれ確認しました。その中で、1つのグループからは、「授業中うるさいこと」、「必要以上に近づかれること」、「キツい話し方」などの意見が出ました。また別のグループからの意見には、「かげ口をいわれること」、「ひそひそ話をしていること」、「からかわれること」などがありました。お互いの意見をきいた感想の中には「異性の考えが理解できない」、「そんなに考えているとは知らなかった」、「意外と同じことを考えていた」など、様々な感想がありました。

次の授業では、前回の意見交換をふまえて、それぞれがさらに議論を進めました。それぞれから疑問として出た「かっこつける」とはどういうことか、また「ジロジロ見る」とはどういうことかについて、具体例を出して話し合いました。さらに、その行動がなぜいやなのか、相手にどうしてほしいのかなどについても意見を出し合いました。また、「目のやり場に困るのはどんな服装?」という疑問や、皆がクラスの問題と感じている授業中の騒がしさについて、「どうしてうるさくなってしまうのか」、「どうしたらうるさくならないか」、などを話し合いました。

次回の授業では、互いに話し合ったことを伝え合います。グループ代表の生徒は、相手に上手く伝わるかドキドキしているかと思います。大切なのは、互いを尊重するために、相手に歩み寄ろうとする気持ちです。真心をもってすれば、きっと相手に伝わると信じています。

また、クラスで気持ちの共有をした後は、世界の中にある多様な性について学びます。ついつい固定概念にとらわれがちな性。社会ではよく「「男の子でしょ!」、「女の子なんだから」という言葉を耳にします。しかし、世界には様々な性があり、表コミでは「あなたらしいこと」、このことを一番大切にしています。表コミ生が「自分らしく」生きていけるよう、一緒に歩んでいきたいです。

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