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2008年度 2期生卒業式

3月12日。卒業公演の感動を胸にいだいたまま卒業式に臨み、2期生28人が旅立ちました。
不登校経験をもつ生徒達が、しっかり全日制の学校に通い、進学先も決定して卒業です。
表コミの理念そのものをそのまま形にしてくれた卒業生。教職員・ボランティア誰もが教室に行くのが楽しみなくらい、あたたかい優しい雰囲気が溢れていた卒業生。今、卒業生1人ひとりは自信を回復し、自立への道を歩みだしました。

卒業証書は大阪YMCA国際専門学校高等課程とYMCA学院高校の2枚。この卒業証書は生徒達にとって重く、価値あるものです。


3年間皆勤1人、3年次皆勤3人、精勤3人、3年次の努力をたたえた精勤賞、優秀賞、3年間の努力、伸びをたたえた表コミ賞、校長賞に拍手がなりやみません。

在校生の歌や卒業生の3年間が凝縮したムービー「Memory」の頃にはもう涙がいっぱいです。
Memoryには1人ひとりの名前と思いっきりの笑顔が映し出されていました。


Aさんの答辞では、「不登校だった自分を受け入れることができるようになった。あの頃の私には学校に行かない選択は必要なことと思えるようになった。その選択をしたから今の私がいて、表コミに入学して、心から大切だと思える人たちに出会えた」Bくんは「自分は変わったと思うけれど新しい自分を発見したというほうが合っている。今大学入学前で高校入学前と同じ不安を持っているけれど、その不安を解消できる日が必ずくるのを表コミで学んで知っているし、またそこから新しい自分に出会うと思うと楽しみ」と2人らしい、自分たちの言葉で話してくれ、3年間の成長に感無量でした。

式終了後、在校生がお世話になった先輩に握手を求め、じっと見詰め合ってる姿にはこちらまで胸がいっぱいになった良い卒業式でした。半数以上の1期生も駆けつけてくれ、後輩達に「おめでとう」と大学の話をしてくれました。