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2年生学級通信(ハルとハムからの伝言板)第7号

神は決して苦しみだけをよこさない。

苦しみには楽しみを必ずつけてよこす。

逆に楽しみには苦しみを必ずつけてよこす。

苦しみが大きいほど、めぐりくる楽しみも大きいものだ。

 

 

悲しみも喜びも、感動も、落胆も、つねに素直に味わうことが大事だ。

そこに、次の行動への足がかりもできれば、エネルギッシュな意欲も生まれるからである。

 

 

体験することの中から自身で学びとり、力強く生きていこうではないか。

 

 

本田 宗一郎(本田技研工業創業者)

 

 

 

 

 

大学生時代に古本屋で買った『得手に帆をあげて』という本を久しぶりに読みました。著者は自動車やオートバイを開発している本田技研工業(HONDA)という会社を起こした人が書いた本です。上の文章はその本に書いてありました。 

 成功者と評される人も、失敗の積み重ねの連続だと本を読んで思いました。楽しいことには苦しいことがついてくるし、苦しいことの後には楽しいことがめぐってくるのが人生だと春日も思います。自分やまわりのことでうまくいかないことがあると、苦しいと感じてしまいます。

 苦しいときに大事なのは、本田がいうように、素直にどんなことがあったのかを振り返り、よくなるにはどうしたら良いかを考えて行動してみることです。学習するということは、次に同じようなことを起こさないようになるということではないでしょうか。

自分で体験しながら学んでいくという意識をもつことで、苦しいことが少しずつへっていくように思います。(ハル)

 

 土曜日のお昼に見たTV番組で、「記憶に残るメダリスト特集」をやっていました。いよいよ三週間後に迫ったロンドンオリンピックを盛り上げるべくの特集でした。みんなも良く知っている水泳の北島康介選手の「超きもちいい!」という言葉。Qちゃんこと高橋尚子選手はマラソンを走り終えた後、「今までで一番楽しい四十二キロでした」と言っていました。柔道の谷亮子選手の金メダルを取った時の笑顔も印象的でした。オリンピックで金メダルを取ることは本当にすごいことです。そのためにどれだけの苦しみを乗り越えてきたのでしょうか。

 「乗り越えられない試練はない」

 神さまは一人ひとりを見て、その人に乗り越えられるだけの試練をお与えくださいます。その試練を乗り越え、努力を続けてきた人だからこそ、あの清清しい表情が出来るのだと思います。苦しみから逃げ出さず、与えられた試練だと受け止めることから、はじめてみたいものです。さぁ!ことしのオリンピックが楽しみだ!(ハム)