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2月 全体礼拝

 三年生は卒業公演、一年生はマダン劇の準備のため、二年生のみで今年度最後となる全体礼拝を行いました。場所はホームルーム教室。生徒たちが自ら教室のレイアウトを整え、礼拝に備えます。

 聖書箇所はマタイによる福音書7章7~8節。
『求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門を叩きなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探すものは見つけ、門を叩く者には開かれる』

 上記の箇所は、イエス・キリストが語った言葉で、洋画などでも頻繁に登場する有名な箇所です。例えば主人公が窮地に陥ったとき、困難な中にあっても前進を促す言葉として用いられることがあります。しかし、時系列で見ていくと、この話の前には「人を裁かないように」という前置きがあり、当時の人々が陥っていたお互いの欠点を責め合っていたという実情に対しての指摘が見てとれます。
 良いものを求める。これは素晴らしいことです。ただ、大切なのは、「一体、何を求めているのか。」であると説教者の岡村牧師は語りました。今も昔も、この人はどうか、あの人はどうかと互いに裁き合い位置付けてしまう。聖書が言うところの、『あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか』という状態です。
 私たちは何を求めれば良いのか。岡村牧師は次のような話をされました。
「初めての土地に行った時、目的地を見失うことがあります。そんな時、どのようにしたら良いのか。私はその土地をよく知る人についていきます。人生においても、同じことが言えると思います。イエス様はご自身を道であると言いました。そのイエス様が道を示してくださる。皆さんも、これから悩んで悩んで立ち止まることがあると思います。そんな時、神様は何を求めているのか。何でも神様に聞きながら歩んでいってほしいと思います。」
 礼拝後はピンクシャツデイのイラストを担当した生徒を表彰しました。
ピンクシャツデイは2007年カナダ。ピンクのシャツを着て登校した少年がゲイだといじめられたことをきっかけに、それを見た2人の生徒が50枚のピンクのシャツを友人・知人に配り、呼びかけに賛同した多くの生徒がピンクのシャツを着て登校。学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなった事から、いじめについて考え、行動を起こす日としてYMCAでも大切な日としています。表コミ生が描いたイラストは優しいタッチとシンプルながらも訴える力をもった作品です。近畿全域のYMCAで掲示していますので、ぜひご覧ください。

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**** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科