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3年生「お互いを高め合うクラス」

 

 

3年生では「必要なことを自ら進んで取り組む自主性」が必要だと考え、登校した際には4階職員室にて挨拶を済ませ、出席簿の名前を自分でチェックすることを日課としました。これは表コミ卒業後にもっとも求められる「自己管理」を今から身につけてほしいという希望の一つでもあります。また一日の授業の終わりのショートホームルームを週直が担当し、自分たちで必要な情報のシェアを行い、誰でもクラスの代表として責任を果たす役割を経験しています。生徒たちからは、「大人って大変やな。社会に出たら毎日こんなことをせなあかんのか・・・」「前で話すことがこんなにも難しいことだなんて思わなかった」「ショートホームルームは自分に必要なことをトレーニングする場だ」などの感想が出ています。4月から2ヶ月が経過し、「昨日よりもよくできた!」の経験が積み重なり、少しずつ自信がついてきたたように思います。
今年のクラス目標は「一人ひとりが自立に向けてお互いを高め合おう」です。この目標を決めた話し合いでも、週直が進行を務め、自分たちの中から『高校生活の集大成を出したい』という自覚が出てきました。自分の課題、そして卒業後の進路にしっかり向き合うために、考えるだけでなく、実際に行動してもらうことが多くなります。誰かがやってくれるだろうという甘えも捨てる必要があります。そのためにはクラス全体として「言いたいことをきちんと言い合える」雰囲気が必要です。互いを気遣うあまりに萎縮するのではなく、「自然とフォローし合い、助け合って、言いたいことを安心して言い合える仲間」へと成長することを願って積極的なコミュニケーションを促していきます。
彼らがどんな表情で卒業の日を迎えられるのか。最後の一年、一日一日を大切に過ごしていってほしいと願い、3年生に秘められた力を信じて見守っていきたいと思っています。

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科