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6月 全体礼拝

教会で過ごす時間。それは、日々の中でふと落ち着くことのできる時間です。表コミでは月に1度、全体礼拝を行っています。今月は25日に日本キリスト教団大阪教会にて全体礼拝を行いました。

 

今月の岡村牧師の説教は「御名があがめられますように」というお話でした。

 

●聖書の箇所 マタイによる福音書 第6章9節

『だから、あなたがたはこう祈りなさい、天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。』

 

前回に続き、今回も祈りの言葉がテーマとなりました。「主の祈り」の冒頭は、「天にいます我らの父よ、御名があがめられますように」と始まります。これは一番大切になる最初の言葉です。私たちは神さまへの祈り、願い事を考える時、「お金持ちになりたい。友達と仲直りしたい。幸せな家庭を持ちたい」とついつい自分のことを自分のために祈ってしまいます。しかし、イエスはこう祈りなさいとおっしゃるのです。「御名があがめられますように」

「あがめる」の語源は大きくするという意味です。「あがめる」はラテン語でマグニフィカートと言います。みなさんは、虫眼鏡のことをマグニファイグラスと呼ぶことを知っていますか?マグにファイとは、拡大つまり大きくするという意味で今でも使われている言葉です。その言葉の意味を当てはめると、「御名があがめられますように」とは「神の名が大きくされますように」という意味になります。私たちは、普段生活している中でたくさんの看板を目にします。しかし、大きな看板は目に止まり易いですが、小さな看板は見逃してしまいがちです。そのことと同じように、神さまは世界の人が神のことを知らないのではなく、神様の名・存在が小さくなっていると教え導いてくださいます。そして、大きな神を見つけ、平和に暮らしなさいとおっしゃいます。神の名が小さいということは、神さまについて考えなかったり、考える時間が短いということ。

どんな時も私たちを見ていてくださる神さまがいてくださることを胸に、神の愛をもっと受け取りたいと思い、生活全体が神さまに向かっていくようにしたらよい。そうすると心の中に喜びや希望が溢れるようになると聖書には書かれています。

 

そして、大阪YMCAの2010年度の年間讃美歌453番「青年」の繰り返しの部分についてのお話がありました。

「やがて時は来たらん、神のみ光の 普く世をてらす あしたは来たらん」

この繰りかえしの部分は、「世界にはやがて終わりの時はやってくる。その時、全てのものが無くなり、影になる物は一つもなく、神の光が全てを包む時が来る。神の光が射す時、それは夜明けのこと。夜明けは必ず来る。」

 

どんなに辛い時でも夜明けは来る。そして、神の名が大きくなるように進んだらよいのです。体調が優れない生徒、気分が落ち込んでいる生徒、悩みの中にある生徒。明けない夜はないよ。そんなことを先生のお話を聞きながら、思いました。

 

全体礼拝は基本的に毎月末金曜日に行っており、どなたでも参加することができます。興味のある方はお問い合わせ下さい(表コミ 06-6441-1123)。

◆7月の全体礼拝 7月9日(金)15:00~