トピックス

6月全体礼拝

毎月行う全体礼拝。今回から、生徒の中から希望者を募り、式の司会進行をしてもらうことになりました。3年生の生徒が第1回目をつとめました。彼女の力強い、澄み渡った声でのお祈りは、自然と生徒たちの心を静かに導いてくれていたように思います。

 

今月与えられた聖書の箇所は、

コヘレトの言葉 第121節~2

「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。

『年を重ねることに喜びはない』と 言う年齢にならないうちに。 太陽が闇に変わらないうちに。   月や星の光がうせないうちに。 雨の後にまた雲が戻って来ないうちに。」

 

 岡村牧師は、説教の中で以下のようなお話をくださいました。

「一年生はもうすぐ阿南キャンプですが、私は初めて阿南に行った時の夜が忘れられません。なぜなら、夜空にキラキラと満点の星が輝いていたからです。本当はいつもそこにいて輝いているけれど、人家があると見えないのです。このように、余分なものが身近にたくさんあると、いつもそこにある大切なものが見えなくなります。自分のことをずっと見て、気にかけていてくれている人がそばにいても気付きにくいのです。見えない、気付かないものでも、そこであなたを照らしてくれているものがあります。

 あなたには、自分を証明するものがありますか?例えば、ネクタイにはタグがついていますが、人間にはついていません。自分を証明する永遠に残るものは、目に見えるものではありません。あなたの命を造ったのは誰か、誰に支えられ、愛されているのかを知ることから人生は作られていきます。余分な光が飛び込んでいない時に、自分の存在証明のタグが見えてきます。若いときに、自分自身の本当のことを知ってください。」

 

不安になり、迷い、あらゆることが気になり、目を奪われるこの若い時期にこそ、「自分自身が何者か?自分にとって本当に大切なことは何か?」ということを心の目を澄ませて見つめることの大切さを岡村牧師は伝えてくださいました。生徒たちにとって、気付きにくくなっていた大切なものを見つめなおす機会となったことを願っています。

 

 

 12061.jpg12062.jpg