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7期生 新入生オリエンテーション

ここから始まる7期生の表コミストーリー

 

 

あたたかな春の日差しが差しこむ教室で行った新入生オリエンテーション。今年もまた、たくさん新入生との嬉しい出会いがありました。

 

外は清々しい空気。でも教室の中は、緊張と不安でいっぱいです。新入生にとって、大勢の人と同じ空間で過ごすことは、容易なことではありません。しかし、時間が経つにつれ話し声や笑みがこぼれ、新入生全員が自分のペースでオリエンテーションに参加することができ、同じ空間を共有することができました。そして、緊張でいっぱいなのは、新入生だけではありません。何度経験しても、始めての出会いは緊張するもの。みんなが安心して過ごせるだろうかと私たちスタッフも実は緊張でいっぱいでした。この新鮮な気持ちを常に持ち続けサポートしていきたいと思います。

 

例年、オリエンテーションの内容を考えることに、多くの時間を費やします。新入生の様子をイメージしながら、その学年に合ったプログラムを考えます。当日様子を見ながら変更することもしばしば。昨年と同じものではなく、その時1番ベストだと思うものを選び行うことで、より多くの新入生の笑顔を見ることができます。今年は、活動の随所で「やってみよう!」「頑張るんだ」という新入生の意気込みが感じられる時間となりました。特に2日目のお昼の時間。毎年、スタッフやボランティアがグループの中に一緒に入りご飯を食べますが、今年はそんな配慮が必要ないほど、自分たちで声を掛け合い、楽しく話しながらご飯の時間を過ごしていました。

 

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事前のスタッフミーティングの中で、「新入生が登校し、最初に座る場所を決めておくか。新入生に任せるか」という検討をしました。そんな細かいことを?どこでもいいのでは?と思われがちですが、初めての場所・初めて会う人・初めての活動など、全てが初めての新入生にとって、最初に座る場所は大変重要です。どこに座ったらいいのかな?と大変悩む生徒もいれば、逆に決められるとしんどいな。自分の安心する場所に座りたいなと思う生徒もいます。決める、決めない、どちらが新入生にとって安心するか。スタッフ全員で確認しました。そして、話し合いの結果、1日目は指定、2日目は自由と決めました。すると・・・、2日目、「自分の好きな席へどうぞ」と声をかけると、みんながつめて座りだしました。1人、2人、3人と順番に横に座っていきます。集団が苦手な生徒やなかなか自分から言葉を交わすことが難しい生徒も、自然と教室に溶け込み、1日前と同じような形でうまく空間の共有ができていると感じ、大変嬉しく思いました。隣に座ってみよう!と決め座る時、そして座った後も何を話そうかと、きっと緊張したことと思います。そんな生徒たちの勇気に拍手です。

 

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何よりも、2日間のオリエンテーションで、7期生全員が顔を合わせ話すことができたことに、心から感謝しています。きっと、たくさんのエネルギーを使い、大変疲れたことと思います。ゆっくり休み、また学校で元気な顔を見ることができることを楽しみにしています。

そして、これからどうぞよろしくお願いします!!