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9月の全体礼拝
9月の全体礼拝は、表コミ生が司会を担当する第2回目の礼拝でした。演劇部でも活躍する彼の、堂々と落ち着いた司会ぶりに、さすが3年生!と頼もしく感じさせられました。
今月与えられた聖書の箇所は、
ヨハネによる福音書 第13章34節~35節
「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」
岡村牧師は、説教の中で以下のようなお話をくださいました。
「この夏、修養会が行われ、中高生・社会人が300人程度集まりました。色んな出会いがあり、参加者たちは、帰りのバスや電車の中でもLINEやメールでずっと繋がっていました。帰ってきてからも、新しい友人や牧師たちと未だに繋がっています。
この聖書の箇所は、十字架に磔にされる前日、最後の晩餐の時にキリストが弟子に伝えた言葉の一つです。最後にこれだけは何としても伝えたいと思った言葉なのです。実は、この言葉を伝えた翌日、キリストが捕まることを知っていた弟子たちは、全員キリストのもとから逃げました。キリストと一緒に捕らわれることも、捕らわれたキリストの弁護をすることも、誰一人しませんでした。しかしキリストは、敵のために、逃げた弟子たちのために祈りました。復活した後には、今でも変わらずお前たちを愛していると弟子たちに伝えたのです。失敗しても大丈夫、人は一日一日作りかえられるのだから、昨日できなかったことも今日できるようになる、ということを伝えたかったのです。それから弟子たちは私を新しくしてくださいと祈るようになりました。
互いに愛し合うことは難しいことです。しかし、この言葉を大切にしながら、互いに愛し合うことを実践してきた人がたくさんいます。神様のことを愛し、互いに愛し合うことができれば、神様とずっと繋がっているということが、みんなにも分かるのです。」
ひとつの聖書の箇所から、生徒たち一人ひとりにあたたかいメッセージが届けられました。互いに愛し合うことが難しくても、その言葉を大切にしながら実践していくことが、日々の生活の中でも、また現在の社会情勢の中でも、必要とされている気がします。岡村牧師の言葉から、生徒たちに新しい気づきや学びがあったことを願っています。
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