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2年紀泉宿泊研修 『ホタルと蛙と9期生』

9期生が2年生になり、そして表コミとして初の学校行事、紀泉宿泊研修。1泊2日、紀泉わいわい村で仲間と協力して、昔ながらの里山の生活を体験してきました。自然とあらゆる命や資源を大切にする昔の生活。五右衛門風呂を沸かしたり、へっついを使って料理をしたり。盛りだくさんのプログラムで、9期生の絆を深めました。

「紀泉わいわい村探検」では、活動班に分かれ、できるだけ多くのミッションに挑戦。YMCAのポーズで写真を撮ったり、展示棟にある蓑を着たり、畑を探したり。自然豊かな里山を満喫しました。活動班の仲間と協力するのはもちろん、違う班と出会うとお互いにヒントを出し合い協力する9期生。クラスメイトとの距離が少しずつ変化しているように感じました。探検が終わると、ミッションで撮った写真を使用し、班ごとに自分たちの「紀泉マップ」を作成。どの班も、1人ひとりが得意なことを活かし、全員で協力して完成させました。

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夜ごはんは部屋班に分かれて作ります。普段の生活と違い、紀泉では仲間と協力しなければ、ご飯にもお風呂にもありつけません。かまどの火に苦戦しながら、男子も女子もおいしいご飯が炊けました。自分たちで作ったすき焼き風鍋にも大満足!「おいしくて3杯もお代りした」という生徒も。

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夜は残念ながら雨が降ったため外でのキャンプファイヤーはできませんでしたが、室内で大盛り上がり。生徒もスタッフも一緒になって勝負に白熱し、歌やダンスに熱中しました。流木の上のろうそくに灯された明りを囲み、クラスが1つになった夜でした。

2日目の朝は、紀泉委員がこの日のために休み時間や放課後に残って考えたレクリエーション。クラスメイト全員を巻き込んで大成功!誰でも楽しめるようにしよう、誰も嫌な思いをしないものにしようとクラスのことを考えてきた紀泉委員の想いが届いた瞬間でした。レクリエーションが終わると、温かい拍手で感謝の気持ちを伝える9期生。柔軟でしなやかな繋がりを感じた朝でした。その後の自由時間では、田んぼや畑や川へ行き、おたまじゃくし、アメンボ、サギ、魚、草花、蛍や蛙など、たくさんの命を発見して「小さい頃に戻ったみたいに楽しい!」と自然の中でリフレッシュする姿も見られました。

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昼食作りは活動班に分かれて5種類のご飯作り。カレー、シチュー&ピラフ、ピザ、ラーメン、五平餅。実はこれだけメニューがあるのも、紀泉までに「クラスメイトのキラリ(いい所)」をお互いに200個以上見つけたから。ホームルームで1人ずつ、クラスに対する思いを丁寧に伝えたことも全て、キラリポイントとなりました。みんなが見つけたお互いの優しさや思いやりが紀泉の思い出に繋がりました。2日目になると火の扱いや鉈の使い方も少し上達し、どの班も大成功!全てぺロリと食べ切りました。

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自然の中で、仲間と共に協力し過ごした1泊2日。9期生が一段とたくましくなったように感じました。

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<生徒の感想から>

・部屋に虫が入って来た時、部屋のみんなで一致団結して虫を追い出しました。

・普段あまり話さない人とも一緒に生活することで、「こんなことに興味あるんやな」「こんな話するんや」と新しい発見があった。

・編入して3カ月、少しずつ仲良くなり、この紀泉でやっと9期生の仲間になれた感じがした。

・生活リズムの違う仲間が15人で宿泊すると、ぶつかり合ってしまわないかと心配していたけれど、お互いの気持ちを確認しながら早く寝たい人ともう少し話をしたい人で部屋を分けたり、協力してご飯を作ったり、思っていたより楽しく過ごせました。

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科