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六甲オーバーナイト「ALL FOR ONE ONE FOR ALL」
「みんながひとりのために、ひとりがみんなのために」という大きな目的を確認し、六甲オーバーナイトが始まりました。自然環境に恵まれたフィールドで体験学習や仲間作りの各活動を通して、１年間を振り返りました。
最初のプログラムでは、卒業公演の前座となるマダン劇（韓国の大衆演劇）の練習を行いました。ほとんどの生徒がセリフを覚え、動きがイメージできており各パートの練習はスムーズに進みました。普段の学校生活では見えにくかった生徒の表現力が引き出され、クラスメイトの新たな一面を発見する時間となりました。
夜の活動では、暖炉の火を囲み、入学してからの1年間をふりかえり未来に向けての自分の願いを発表しました。入学時は、人前に立つことが苦手だった生徒達が火の前に立ち、皆の前で自分の想いを伝えました。何度も一歩踏み出そうとする姿、涙を流しながら皆の願いを聞く姿、声を震わせながら話す姿、本当にたくさんの「勇気」がそこにありました。その後の宿舎では、就寝時間を忘れ、朝方まで語り合っていた生徒たちもいたようです。２日目は、六甲委員の生徒が考えた連想ゲームやロシアンルーレットで盛り上がりました。委員のメンバーは定期的に集まり「みんなが楽しめる」を目標に話し合いを続け準備をして来ました。
また、２人１組になり１人が目をつむり、もう１人がエスコートする「トラストウォーク」をし、信頼関係の大切さを学びました。
そして最後に、「クラスの中で自分はどんな存在？」「クラスメイトはどんな存在？」「9期生ってどんなクラス？」について考える時間を持ちました。「意外とみんなのこと知っているようで知らなかった」「みんな色々ステキな魅力を持っていて素晴らしいと思った」とポツリ。また「9期生ってどんなクラス？」に対して「最高」「兄弟（姉妹）」「笑顔あふれる」「親友」「個性的でおもしろい」等、暖かい言葉で表現する9期生に対して絆を感じました。これからクラスとしてどう成長していくのかが楽しみです。
〔生徒の振り返りより一部抜粋〕
・自分や先生たち、クラスの人たちのことを前よりも知れて嬉しかったし、参考になりました
・普段話さない人とも話してみると、おもしろかったです
・すごく楽しくて時間があっという間だった。皆との仲が深まった気がした
・編入した直後より皆と話せるようになったと思います
・人の願いを聞いて自分も叶える努力をしようと思いました
・1年間振り返って色んなことがあったけど、なんだかんだ皆で乗り越えてきたと思う
***** 在籍生の７割が不登校経験者の学校 *****