トピックス

J-IVYサマーキャンプ2016

8月18・19日の1泊2日で六甲山YMCAにて、J-IVYサマーキャンプを行いました。 楽しみでワクワクしながら参加をした参加者、家族以外との宿泊が初めてで不安を抱えながら参加をした参加者と様々な思いを持ちながらも、実際に体験してみると全員が楽しんでいる中学生の姿が大変印象的なキャンプでした。 

キャンプ1日目

夏のキャンプ!毎年行っているJ-IVYキャンプですが、今回参加のJ-IVY生のほとんどが初めての宿泊行事です。まずは阪急梅田に集合。みんなでお揃いのキャンプTシャツを着ているので、みんな少し恥ずかしそうに笑いながらの集合となりました。交通機関を乗り継いで六甲山YMCAへ到着し、挨拶を終えてから様々な活動を行いました!

ポイントハイク、水鉄砲鬼ごっこ、そしてカヌー。中でもカヌーは特にみんなの笑顔が見られた活動でした。今年は海外のYMCAからのインターンシップ生が六甲山YMCAにて研修をしており、海外のインターンシップ生と一緒に、カヌーの乗り方とカヌーに乗って池に浮いているボールを拾うゲームをしました。カヌーの活動中の説明は英語!それでもみんなしっかりうなずきながら説明を聞いて、ライフジャケットの装着から乗船までこなしました。最初は「カヌーに乗るのをやめとこかなあ」「ちょっと乗ったら辞めようかなあ」と言っていたJ-IVY生も、実際に乗ってみると素敵な笑顔が見え、どんどん漕ぎ方も上達していきました。ペアでの乗船なので、二人で息を合わせるために思考錯誤したり、声をかけあって進んでいました。

そしてゲームが始まります!カヌーに乗りながら、池に投げられたボールを網ですくうゲームでしたが、大変大盛り上がり。ボールの色ごとにポイントが違うので、高い得点を拾いにいったり、低いポイントを何個も拾ったりと各ペアごとに特徴が表れていた、と感じます。「ぶつかる、ぶつかるー!」「次はあれ取りにいこー」など色々楽しそうな声が聞こえてきて、見ているこちらも楽しくなりました。

みんなで活動を楽しんだ後は夕食作り。調理係と火付け係に分かれ、みんなそれぞれの役割をきっちりとこなしていました。そのおかげで、大変美味しいカレーが完成!お米はみんなで持ち寄ったので「お米の固さがそれぞれ違う」というような声もありながら、美味しく食べることができました。

夜にはカウンシルファイヤーでろうそくを囲みながら、みんなで穏やかな時を過ごし、今後の目標をみんなで語り合いました。

最後はお風呂に入り、程好く疲れた心身を癒しながら、次の日に備えて就寝しました。

  JC1.jpg  JC2.jpg  JC3.jpg 

 

キャンプ2日目

みんなしっかりと時間通りに起床し、気持ちの良い気候の中、グリーンチャペルで朝の礼拝の中で時を過ごしました。

JC4.jpg朝食はみんなで牛乳パックを使いカートンドックを作りました。みんなで協力してパンにソーセージを挟み、そのパンをアルミホイルで巻きます。そしてその後は牛乳パックに入れて火をつけるだけ!いい具合にホクホクになり、これもおいしい朝食となりました。

JC5.jpg

 

そして、次は丸太バッチ作り!バッチと名前がついていますが、みんなそれぞれ、バッチの他にもオブジェのような物を作ったりと個性が溢れます。中にはお父さんへの誕生日を祝ったペンダントを作ったり、素敵なものができあがりました。

 

クラフトが終わると、次はキラリの発表です。J-IVYでは、人の素敵な言動のことをキラリと呼んでいます。

みんなで過ごした2日間、他の人の素敵な部分を見つけ、それを伝え合います。そうすることで、何気ない自分の行動も他の人から見れば素敵な行動をしてるということに気づくことができます。またその周りの良い言動を見て手本とし、自分も取り入れお互いに成長していければと思います。

みんなキラリを発表する時には、嬉しいけれども少し恥ずかしい、といったはにかんだ素敵な笑顔を見せてくれました。中には大人もビックリするような素敵なコメントをしてくれたJ-IVY生もいて、大変良いキラリの発表になったと思います。

そして昼食を食堂で食べ、退所式を行いました。退所式の後は六甲山YMCAの事務所に行き、2日間のお礼として、感謝の挨拶を行いました。事務所の方みんなが出てきてくれ、「もう家族みたいなもんやから、またいつでも来ていいよ」と声をかけてもらい、みんな大変嬉しそうでした。

JC6.jpg

 

そしてバスに乗ってロープウエーに向かい、展望台などで思い思いの時間を過ごして、乗車しました。

 

 

今回のJ-IVYキャンプは参加者たちのほとんどが不安を抱えながら、勇気を持って一歩を踏み出したキャンプとなりました。この2日間の振り返りでは「キラリを言ってもらって嬉しかった」「みんなで協力できた」「○○君が助けてくれたからうまくいった」などの感想がありました。J-IVY生だけではなく、スタッフも含めた参加者全員にとって有意義で実りのある楽しいキャンプとなったことを願いつつ、この経験を今後の日常生活にも活かせてもらえたらと思います。

最後に、かげながらお子様を支えて下さり、背中を押して下さった保護者の皆様、ありがとうございました。

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科