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ゲストティーチャーpart1 料理人

プロとは自分に自信が持てたとき・・・

 

 

今年度3年生の初めてのゲストティチャーは、昨年度もお越し頂いた某一流ホテルの料理人山本 紀和さんです。授業のスタートに生徒と挨拶を交わされた山本さんは、3度「こんにちは」と生徒に投げかけられました。それは、挨拶の大切さを伝える為でした。3度目の挨拶には生徒達はしっかりと前を向き、心地の良い挨拶をしていました。山本さんが大切にしていることの一つがこの挨拶であり、返事だそうです。誰かに認めてもらう為には、挨拶や返事をすることで認識してもらうことが必要不可欠だと教えて頂きました。山本さんは、生徒からの質問に答える形でお話下さいました。

生徒:「料理人の仕事とは・・・?」

山本:「料理は人を喜ばす、笑顔にすることも出来るが、先日のニュースでもあった通り食中毒などにより人を殺すことも出来る仕事です。だからこそ、衛生面には細心の注意を払っています。」

生徒:「山本さんにとってプロとは・・・?」

山本:「自分に自信が持てた時です。」

生徒:「料理人になって得したことはありますか?」

山本:「普段の生活では絶対に食べることが出来ない様な美味しいものを食べられること。また、いろんな人に出会えることです。プロ野球選手なんかにも会ったことがあります。」

生徒:「下積み時代はありましたか?その時何を考えていましたか?」

山本:「下積み時代があるからこそ上にいける。文句を言わせない仕事をしようと考えて働いていました。料理人は朝8時から遅い時には24時までの立ち仕事です。楽な仕事はどこにもありません。」

 

お話の後、コレクションでもあるという包丁を見せて頂きました。また、大根を使っての実演もあり、かつらむきや千切り、菖蒲の花を作って見せて頂きました。生徒達は息をのんでその手の動きを見つめ、プロの仕事に触れることが出来ました。お忙しい中、表コミ生の為に時間を作って下さり、お話頂いた山本さんに心より感謝致します。

 

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〈生徒の感想より〉

・包丁さばきがとても素晴らしくてキレイでした。とても勉強になることばかりでした。

・いろんな所で挨拶は大切だと分かった。努力をすればするだけ、いいものが作れると聞いたので、私もいろんな事に挑戦したり努力をしたりしたいです。

・どの仕事についても上の人に挨拶が基本で大切ということが分かった。後下積みが大切という事も分かった。理由は最初に土台をとばすと下の子に教える時に困ってくるから。