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六甲オーバーナイト

1年生最後の行事“六甲オーバーナイト”に行きました。教室とは違い自然に囲まれた環境の中で、1年間のふりかえりと仲間づくり、そして次年度の目標を見い出すための行事です。

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到着しバスを降りると、そこは銀世界。さむ~い!と叫びながらも笑顔いっぱいの表コミ生。もちろん、少しでも時間があれば外へと繰り出し雪遊び。雪というこんなに楽しい遊び物を表コミ生がほっとくわけがありません。緑に囲まれた美味しい空気の中で遊び回る生徒達の姿を見ながら、ホッとする一時でした。

 

 六甲オーバーナイトは1泊2日という長いようで短い行事です。時間を無駄にしないよう、早速プログラム開始です。 

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まずは、新聞から文字を切り取り自分のしおりに自分の名前を貼り付けていきます。個人で行う作業ですが、いつの間にか「どこかに○という字ないですか~?」「こっちにあるで!」「これはどう?」とお互いに声を掛け合いみんなで作り上げていきました。そんな姿に、みんなが歩いてきた成長の足跡が見えます。自分の名前だけでなく、面白いオリジナルしおりの完成です。完成した後は、姓名には意味があり1人ひとりの生命の誕生の喜びが込められていること、自分のしおり(もの)を大切にすることを学びました。

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次のプログラムでは、表コミ生の発想力に驚かされる結果に。

 

 

 

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「ち」のつく丸いもの、「ふ」のつく大きなものなど出されたお題にそって各自考えます。自分の考えをグループで共有し話し合い、みんなで出し合った答えから3つ代表作を選び発表しました。各班の発表を聞き、「おぉ~!」という驚きの声や笑い声が色々な場所で聞こえてきました。最後のお題は、グループごとに外に出て三角形のものを探す。そして、探してきたものを全員が1つずつみんなの前で発表をしました

 

 

みんなの前で発表をすることが苦手な生徒も発表することができ、伝える時・聞く時、それぞれどうしたらいいのかを考える機会となりました。また、発表の中には、「みんなの見つけようとする気持ち、見つけた時の気持ち、発表する気持ちの三角形」といった答えも。

 

 夜は、ヒューマンチェーン(人間知恵の輪)を行いました。

複雑に絡み合った手をグループで協力し知恵の輪を解いていきます。声を掛け合う姿や変な格好になり大笑いする姿、解けた時のホッとした表情など自分達で楽しもうとする姿勢が見られました。また、「目を閉じたまま行った時の方が、手の温かさが分かった」という意見などが聞かれ人の温もりを感じることができました。

 

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そして、1日目最後のプログラムは、静かな落ち着いた空間の中、暖炉の火を見つめながら、願いや希望を共有する時をもちました。

 

 

 

 

それぞれ自分の願い・希望を1枚の紙に書き、みんなの前で発表し、願いを込めて火に投じます。発表する順番は生徒に任せます。自分のペースで発表できる!と思った時に前へ出てきて発表です。参加者全員が想いを伝えることができるまで、みんな静かに待ちます。きっと緊張と不安で押しつぶされそうになった生徒もいることでしょう。しかし、参加者全員が発表することができたことは、1人ひとりの永遠に輝き続けるこころの火を強くしたことでしょう。涙を流しながら伝えてくれた生徒、その仲間の想いを聞き涙を流す生徒、立ち上がりながらも1歩が出ず一生懸命勇気を振り絞って前へ出てきてくれた生徒、それを見守る生徒。先生たちもみんなの姿に涙をこらえることができませんでした。

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みんなの側にいて共に歩ませてくれて、

ありがとう。

 きっと願いが叶いますように・・・。