トピックス

入学式 ~先輩たちのステキな姿~

入学式を迎えるにあたり、新入生のためにたくさんの準備をしてくれた先輩たちの姿を紹介します。

 

表コミでは、生徒に表コミ代表として何かをお願いする時、担任だけでなくスタッフ全員で代表者を選びます。タイミングや生徒の状態を考え決めていきます。今回の入学式で、歓迎の辞を担当する生徒もスタッフ全員で決定しました。先輩2.JPG

 

 

 

 

 

 

入学当初、代表として人前で話すことなど想像ができなかった男の子。しかし、いつも大変丁寧に言葉を選び話すことができる彼。「もっと自信を持ち、前に出てきて欲しい。あなたならできる!」という想いをこめ、お願いをしました。きっと依頼を受けた後、たくさん悩んだことでしょう。不安もたくさんあったことでしょう。しかし、2年間表コミで気持ちを言葉にする・人前で話す方法を授業や行事を通じて学んだ彼は、入学式当日、堂々と歓迎の辞をのべてくれました。

 

 

 先輩1.JPG

 

 

 その他にも、新入生のために手作りのバラのブローチをつくってくれた先輩。

朝早くから、廊下や教室の飾り付けをしてくれた先輩。

「おめでとうございます」の言葉を笑顔で伝えながら受付をしてくれた先輩。

新しく入ってくる後輩のために一生懸命準備をしてくれた生徒の姿に、成長の足あとを見つけることができました。

 

 

 

 

 

先輩たち、ありがとう!これから新1年生をよろしくお願いします。

 

 

◆表コミ生代表『歓迎の辞』より◆

1年生のみなさん、表現・コミュニケーション学科へようこそ。

ご入学おめでとうございます。

ここにいるみなさんは、様々な過去を持っていて、高校生活に対する心配事もたくさんあることだと思います。友達ができるだろうか、勉強についていけるだろうか、学校に毎日来られるだろうかなどを不安に思っていることでしょう。

でも、安心して下さい。きっと気の合う友達が見つかるだろうし、授業の開始は10時の日もあり、英語や国語は自分の学力に合ったAクラスとBクラスに分かれて授業を受けるので、自分のペースで学習することができます。ですので、1年生の間はスローペースに送ることができます。その日々の中で、自分なりに、高校生活を送っていれば、自然と友達も勉強もできると思います。

でも中には、苦手な人がいるかもしれません。そのことで、時にはクラスメイトや自分自身とぶつかることがあると思います。でも、それも人間関係を築く上で必要なことだと私は思います。その中で、相手を理解しようとする気持ちを持ち努力をすれば、ぶつかり合っても、互いに個性を認め合える関係を作っていくことができます。

また、苦手なこともあると思いますが、何事もやってみないと本当に苦手か分からないし、やってみれば意外とできるかもしれません。私自身、この様に人前で話すことは苦手ですが、なんでもやってみないと分からないと思い、今この場に立って話しています。

ここまではマイナスな話をしましたが、楽しいことももちろんあります。

例えば、授業中の先生との他愛のない会話や、放課後学校に残って友達と遊んだりなど私にとってこの学校で見つけることができた楽しみです。行事では土佐堀カーニバルが楽しい行事の一つです。普段あまり話さないクラスメイトと話すことができたり、一緒に料理をしたりすることができ、クラスが一つにまとまる行事です。それに、表コミにはきっと他の学校ではない、個性豊かな先生がいて、また、個性豊かなクラスメイトや先輩たちがいます。これから過ごす3年間、楽しいことも辛いこともあると思いますが、自分なりに高校生活を後悔のないように過ごして欲しいと思います。

その日々の中でうわべではなく、家族以外に心から信頼できる他人を作って欲しいと思います。きっと、その他人は親友となり、どんな辛いことがあっても、支えあえる一生の宝になると思います。これが、私が1年生に言える唯一のアドバイスです。

みなさん、自分なりの頑張り方を見つけて下さい。