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5月全体礼拝

 全学年が集まり、静かな時を持つ。表コミでは月に1度、全体礼拝を行っています。5月は28日に日本キリスト教団大阪教会にて行いました。

大阪教会は学校から徒歩5分ほどの場所にあります。大阪教会は1922年に建てられた教会でずっしりと重みのある落ち着いたヴォーリス設計の建物で、建築物としても有名な由緒ある教会です。27日の「おはよう朝日です」でも取り上げられました。日本では数少ないパイプオルガンの音色を聴くこともできます。チャプレン岡村牧師の説教は「天の父に祈ろう」というお話でした。

 

 聖書:ローマの信徒への手紙 第8章14節~15節

『神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。』

 

礼拝で毎回祈る「主の祈り」。今回はこれについてのお話でした。主とはイエス・キリストのことを指すので、主の祈りはイエス様の祈りで、世界中のキリスト者が知っています。キリスト教では、赤ちゃんが生まれた時、入学式の日、お葬式の日など様々な場面で祈ります。

 

昔、イエス様のところに弟子たちがやってきて、「祈ることを教えて下さい」と言いました。この弟子たちは神様のことを信じて祈っていたのですが、イエス様が祈る時と何かが違うと思っていました。そこで弟子たちは「祈りは誰にどんな言葉で祈ったら良いのか教えて下さい。」と言いました。その答えが「主の祈り」です。

 

今日の聖書の箇所には神の子になれると書かれています。「アッバ」とは小さい子どもが抱きつきながらお父さんを呼ぶ時に使う言葉で、日本語で言うと「お父ちゃん!」と言った感じです。神さまは遠くにいる存在だと思っていると思いますが、誰でも神の子になれるのです。神様の長男はイエス・キリストです。その兄弟・姉妹になることができます。お父ちゃんと呼びかける主の祈りを是非様々な場面で喜びと共に祈って下さい。

 

生徒と共に声を合わせて「主の祈り」を毎月お祈りしています。同じ言葉を祈る時、そこには一体感が生まれ、今、ここにいる喜びを感じます。皆が幸せになることをお互いに祈る時、とても穏やかな気持になります。

 

全体礼拝は基本的に毎月末金曜日に行っており、どなたでも参加することができます。興味のある方はお問い合わせ下さい。

 

「主の祈り」

 

  天にましますわれらの父よ、  願わくはみ名をあがめさせたまえ、

  み国を来たらせたまえ、

  みこころの天になるごとく 地にもなさせたまえ、

  我らの日用の糧を今日も与えたまえ、

  我らに罪を犯すものを我らがゆるすごとく 我らの罪をもゆるしたまえ、

  我らをこころみにあわせず 悪より救い出したまえ、

  国とちからと栄とは 限りなくなんじのものなればなり。  ア-メン