トピックス

登校日活動報告【伝統工芸体験】

伝統工芸を体験しよう!!

 

 

「将来、何しようか?」そんなことを考え始める2年生と登校日の今日は伝統工芸の体験に行きました。

都島工芸美術館(大阪市都島区)では、まず作品見学をしました。作品は全て京都伝統工芸大学校の生徒の卒業制作で、「2年でこれが作れるようになるなんて・・・」と驚きながら、それぞれじっくり作品を鑑賞していました。竹工芸の実演や学校紹介の映像を見て、学生達が真剣に作品製作をする姿や、何故この学校に来たのかなどが映し出され、生徒自身が進路を考える上での参考になりました。陶芸の講義では、「先生の宝物」と言って見せて頂いたのは縄文土器や弥生土器でした。「6000年前の土器に触れて感激した」と生徒はその歴史の深さを感じていました。先生の「洗面台、トイレ、お茶碗どれも陶器です。陶器はすごく身近にあります。」の言葉に「え~っ!」とびっくりしていました。

 

さて、いよいよ体験です。竹細工と陶芸の2グループに分かれて行いました。竹細工は大変細かい作業でしたが、先生と学生の皆さんに教わりながら、かごを作りました。「これであってますか?」と不安なところは質問しながら試行錯誤で進めていました。気が付くと生徒達は集中して取り組んでいました。「やりがいがあって楽しかった」「すごい興味がわいた」と感想にありました。一方の陶芸では、先生の職人技にぐっと惹きつけられていました。一人ひとつ手回しろくろを使い、思い思いの器を作りました。「粘土の感触が気持ちよかった」「職人さんがやっているのを見て簡単そうに見えたが、やってみると難しかった」「やってみると楽しかった」と振り返っていました。後日の焼き上がりが楽しみです。

 

伝統3.jpg伝統4.jpg

 

伝統工芸は継承する人が少なく、現場では後継者養成が切実な悩みとなっています。生徒の中でその道に興味を持つ人が出れば嬉しく思います。『本物に触れる』体験ができ、将来のことも考えることが出来た有意義な一日となりました。京都伝統工芸大学校のみなさん、ありがとうございました。

 

伝統2.jpg伝統1.jpg