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とさぼりカーニバル ◆1年生編◆

高校初の文化祭『とさぼりカーニバル』

 

 

企画から運営まで全てを自分達で担う行事、それが『とさぼりカーニバル』です。

 

1年生にとっては、全てがはじめてのこと。不安と期待の中で話し合いが進んでいきました。最初は、カーニバルをなかなかイメージすることができず、四苦八苦。しかし、昨年のカーニバルの様子をスライドで確認しながら、少しずつ自分たちが行うことを確認。スライドの中には、カワイイ着ぐるみやアニメのキャラクターのコスプレをしている先輩たちの写真があり、写真を見ている目がキラキラ輝く生徒も。さぁ、ここからが企画スタートです。

 

まず始めに行ったことは、自分達が作りたい・販売したい商品を決めること。ご飯とおやつ系に分け意見を出し合います。20種類以上の希望がでる中、そこから3種類に絞りました。みんなで決めた商品。それは、おにぎり・フランクフルト・ミックスジュースです。

 

次は全体から各商品グループでの話し合いに移ります。ここからが話し合いの本番。スムーズに行く日もあれば、なかなか意見がまとまらない日も。時には、カーニバルのことで頭がいっぱいになり、学校への一歩が重く感じた日もありました。しかし、この悪戦苦闘が生徒達の成長に繋がります。実践から学ぶことは多いと言いますが、今回課題を自分たちの力で乗り越えようとする姿を随所で見ることができました。1歩ひいた全体を見渡せる場所で、半年間の1年生の成長の歩みを感じ嬉しい気持ちになりました。

 

そして、本番当日。どんなことが起こるのだろうと前日からドキドキ。眠れなかった生徒もいたようです。しかし、そんな不安も何のその。自分の役割を把握し、「次は販売担当だ」「○○さん、休憩だよ。お疲れ!」とシフト表をきちんと守る生徒たち。急な対応が要求される本番で、「俺、やるで。」「これやって欲しいな」とお互いに声をかけ合い助け合う生徒たち。途中ヒューズがとぶというハプニングにも明るくお互いを励まし合い気持ちを高める生徒たち。そんな生徒たちの行動に“成功体験を積ませたい”そんな想いでいっぱいだった私ですが、成功とは全てが上手くいくことを意味する言葉ではないことに気づかされました。辞書には、成功とは目的通りに成し遂げることと記されています。カーニバルの目的は、生徒たちが自分達の力で1つのことを成し遂げること。その中で個人の課題と向き合い、互いの存在を認めることです。今回、この目的は十分に達成され、生徒達の力の可能性に改めて痛感するカーニバルとなりました。

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残念ながらカーニバルに参加できなかった生徒も含め、これからも1年生36名と一緒に成長していけたらと思います。感謝の気持ちとこれからもよろしくの思いをこめて、心からの“お疲れさま”を送ります。

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