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表コミ「数学」の授業

101210-1.jpg数学の授業で学ぶものは・・・ 

 

表コミでは年2回、技能連携先であるYMCA学院高校でスクーリングがあり、今回は数学のスクーリングを受けました。通常の表コミでの数学の授業とは全く違う一斉授業に、生徒たちは緊張しながらも最後まで真剣に取り組みました。

 

 

表コミでの日常的な「数学」の授業は、自分で決めて自分で学ぶ「らくだ教材」を活用しています。「らくだ教材」を使った学習(セルフラーニング)は、「自分で決めたことを自分で実現していく」ことを可能にし、「最後までやり通す」力をつける学習です。うまくいかなかったり、できなかったりと、行き詰まりが起こっても「セルフラーニング」では、そのことが生徒たちの育つチャンスに繋がります。自分の前に現れた壁(学習課題)も、時間をかけてコツコツ丁寧に取り組むことで、気がつけば誰もが乗り越えていくことができるようになります。授業中に、「できた!!」と嬉しそうに報告してくれる生徒の顔は、達成感に満ちています。

また、学年全員が同じ教室で別々のプリントに取り組むのも特徴の1つです。もし隣の人が、自分よりも速いスピードでどんどん問題を解きプリントを進めていたらどうでしょう。多くの人が、できない自分を恥ずかしく思ったり、プリントに取り組むことが嫌になったりしないでしょうか。逆に、他の人よりもスムーズに問題を解くことができたら、ついつい調子にのってしまい、怠けてしまったりしてしまいがちです。しかし、表コミの数学の時間には、そんな雰囲気は全くありません。“自分のペースで”ということを念頭に、隣同士が別々のことを行い、1人ひとりが自分の課題に取り組みます。「調子はどう?」と生徒に声をかけることもためらってしまうくらい静かな教室で、課題に向き合う生徒の集中力は大人顔負けです。

表コミの数学は、学力だけでなく、自分で自分の決めたことをやり遂げる力。そして互いを認める力を培う授業となっています。

 

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