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劇団黒子役にボランティアとして挑戦

劇団「態変」の黒子ボランティアとして

Image9081.jpg劇団態変は、身体障害者による身体表現を追及する舞台芸術集団です。1983年旗揚げ以来、これまでの価値観や美意識を根底から揺さぶる表現として評価され、国内外で公演活動を展開されています。その劇団から表コミに黒子ボランティアの要請がありました。
  
黒子とは、役者と呼吸を合わせ、動きを読み、幕をさばき、抱えて移動します。演出、役者、舞台全体を把握して動くのが黒子です。裏方という言葉では語れない重要な存在です。身体障害者の役者がベストなタイミングで舞台に出る、美しく袖へと迎え入れる。役者のアシストだけでなく、直接作品の内容に関わる仕事です。
  
その黒子の練習を、1月にある公演をめざして表コミ生が、毎日曜行っています。小道具の準備、ビデオ録画、そして役者の方を舞台の定位置へお連れするための、抱え方を学びんでいます。表コミ生が授業でしている言葉での表現の演劇と相反する位置づけにある演劇。「声を出さない、身体だけの表現。それがすごい迫力で、何を伝えたいか心に響いてくる。すごい。」と表コミ生。
  
表コミのボランティアは学内、YMCA内、そして外部と希望者には様々な機会があります。今回は、学校ともYMCAとも違った場所で、大きな学びを重ねています。そんな生徒が頼もしく、劇団の方々にも、表コミ生にも精一杯のエールを送りたいと思います。