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家庭科「絵本の読み聞かせ」

110623-2.jpg大切なものを取り戻すために

 

 

家庭科の授業で読み聞かせについて学びました。家庭科は料理、裁縫といったイメージになりがちですが、総合学習に勝るとも劣らない程幅広い領域のものです。

 

 

 

子どもたちへの読み聞かせの効果として<愛の体験><共にいる安心感><言葉の力><想像力を育む>の4つがあげられます。また、よい絵本の条件として、適切な挿絵があること。それは、イメージが広がり素直に感情移入できるようにです。そして、豊かな言葉と美しい日本語が使われていること。子どもの心に同調する内容であるといったことがあります。

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実際、教員が読み聞かせをすると、生徒は真剣に聞き入っていました。民話と昔話は二人の教員による掛け合いで、生徒たちからは鋭いつっこみや笑い声が出てきました。

大切なことは読み手と聞き手の会話やコミュニケーションを取ることです。ゲームやテレビは一方通行ですが、会話は双方からの関わりが必要です。これが一番大切です。『文明が発達するということは、何かを選択し、何かを捨てる。』生徒たちが大人になって子育てをする時に、語彙の少ない子どもに絵本を読むことで会話や感動を与えて欲しいと思います。

 

 

 

○●生徒の感想より一部抜粋●○

     読み聞かせの本はなんとなくあいまいな表現が多かった気がする。それは、読み手に想像させたりするためなんだろうかと思った。私も昔話ではないが、人の創った話を手に取ることが多い。それらは感動させてくれたり、考えさせられたりと色々な感情を出させてくれる。絵本は幼児向けになっているが、根本的には、私が読んでいる本と変わらないのかなと思う。

     絵本はこどもの頃から好きだったのでとても楽しく聞けました。また、民話や昔話は興味があるのでこれからも読み続けたいです。

     まず、絵本を聴いて私は懐かしいと思いました。知らない本もありましたが、それすらどこか懐かしいと感じました。昔はただ聴いて、読んでいただけでしたが・・・絵本がこんなにも奥が深いとは思っていませんでした