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表コミならではの授業「受験古文」

受験古文にやる気まんまん!この変化は・・・


通常の古文は・・・
表コミ日記(6/26/12「受験古文 萌~」)にもありますように3年生の受験古文の授業が盛り上がっています。なじみのない古文でなおかつ受験対策授業というのは通常、面白みが少なく、生徒は興味をもてず仕方なく授業を受けている、というのが多くの学校の実情で表コミもかつてはそうでした。

プリントにアニメキャラを挿入 kotenn.jpg
そこで、教員がなんとか工夫をし、プリントが全部できた生徒達がじゃんけんをし、勝った人が翌週のプリントに好きなイラスト・画像を貼って印刷することになったことから、盛り上がりが見え始めました。1時間中大好きなアニメのキャラクターを見られる、ということからプリントへの取組の姿勢がが一気に変わりました。

助動詞擬人化計画
この工夫から、ますます教員は工夫を重ね、覚えにくい助動詞の28活用形のキャラクターを作ったのです。表コミ「助動詞擬人化計画」の始まりです。キャラクターは教員の妹の中学生作。それを示したとき、生徒達は立ち上がって、凝視!!このイラストは生徒たちに人気のある「まほし」で、意味は「希望(~したい)」です。着物に「まほし」柄がついています。
 
助動詞カードゲーム!?
この計画が始まってから、以前は全く助動詞を覚えるきざしが なかった生徒が、助動詞活用表をまじまじと見つめたり、昼休みに助動詞の話題でもちきり(!)だったりします。
ついには、後期の情報の時間で、助動詞カードゲームなるものを作成しようと計画が進んでいて、文法のルールにのっとっていかに楽しくゲームができるかを思案中です。
カードの種類を増やすため、助動詞だけでなく、 助詞や重要古語も入れよう、という話にもなりはじめています。
 
肝心の受験古文の授業でも、毎回冒頭で行う「助動詞テスト」で、「イラストが完成している分(未然形接続の助動詞)は 「完璧」と、満点をとる生徒が続出です。
「やる気さえ芽生えれば、できないことはない。」本当に工夫次第だと生徒達に教えられるこの頃です。