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表コミボランティア研修会報告

「温かい視点で」を胸に

 

111208-1.jpg「この会に出席できて安心しました!」という多数の声の中、ボランティア研修会が無事終了しました。開始時は緊張で参加者のこわばっていた表情も、終了時にはリラックスしていました。

研修会は「生徒とのコミュニケーションスキルの向上」「ボランティア間の連携」「活動における意見交換の場」を主な目的として実施しています。

今回は前期の振り返りと事例研究を行いました。事例研究会のテーマは「授業中に寝ている生徒へどのように関わるか」。学習ボランティアとして授業中に寝ている生徒への関わりに戸惑うという声が複数ありました。実際に関わった経験や、自分が学生だったときに眠ってしまったときの想いからどういう関わりがいいのかを考えて共有する必要があると思い、今回のテーマにあげました。討議は盛り上がり、たくさんの意見や経験談が出てきました。共通していたのは、起こされるときはまわりに分かるように起こすのではなく、こっそり起こした方が恥をかかなくてよい。数回声をかけても起きなければ、生徒の自己責任として様子を見る。ということでした。参加した人からは、しつこすぎず、ちょうどよい関わりができそうだ、生徒と接することへの戸惑いが減った、という声が上がっていました。現在、表コミのボランティアは約20名います。温かい視点を持つ多くのボランティアの方に関わっていただいていることを改めて実感しました。

 

 

●前期ボランティアとして活動した感想をお書きください(一部抜粋)

1年生の変化が目に見えて分かった。そういった変化を見れてよかった。欠席者がGW明けに多くなっていたけど少しずつ出席できる子が増え課題にも意欲的に自ら取り組める子が多かった。

111208-2.jpg・表コミ生と楽しく過ごさせてもらって自分にとっても勉強になっています。

・少しでもコミュニケーションを取れるように努力します。名前が覚えられるようにしたいです。はじめてボランティア活動で戸惑うことがありましたもありました。選択授業に入っていたのでサポートらしいことをあまりせず生徒との触れ合いも少ないと思った。夏休み明けから、話しかけてくれる子もいて、クラスに目を向けるだけでなく個人にも向けていきたい。

 

●今回のボランティア会で参考になった、後期に役立てようと思う点等、感想をお書きください。(一部抜粋)

・寝ている生徒の起こし方に工夫がたくさんあってボランティアの場でも塾の場でも使っていけそうなものがありました。とても参考になり、是非実践してみたいなと思います。

・各生徒の個性を受け止めながら接したい。眠らないようにするための方法、それぞれの生徒の思いを具体的につかむことができました。年齢的なギャップがあったので、生徒の思いをその点から考える必要があると思いました。

・他のボランティアの方と顔見知りになれてよかったです。寝てしまう子への対処法は勉強になりました。「その子それぞれの特性を見抜く目を持つことが大事だな」と感じました。

・他のボランティアさんのサポート等を聞くことができてとても勉強になりました

・生徒のことも、先生の授業のやり方もわかっていないということもあり遠慮がちに生徒に接してきたが、後期はもう少し積極的に関わっていけたらと思います。