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クリスマスを共に

総合学習の時間に学んだ日雇い労働の街、釜ヶ崎。

そこでのボランティアを募って活動を行いました。

1日目は日雇い労働の方へのクリスマスプレゼント作り。釜ヶ崎を長く支援している方から送られた毛糸の帽子やマフラー、軍手や軍足などを一つ一つ袋に詰めていきます。様々な方の思いの詰まった、約600個のプレゼントを西成教会や地域の方達と協力して作りました。

2日目は、釜ヶ崎でのフィールドワークとプレゼントのお渡しを予定していたのですが、嬉しい出会いがありました。表コミの一期生で在学時代からこの地域の児童養護施設「こどもの里」でボランティアを行い、現在は大学生スタッフとして活動をしている先輩に偶然会い、一緒に子どもたちと遊ぶことが出来ました。ドッヂドールをやっているという公園に着くと、あっという間に子ども達に取り囲まれる生徒たち。すっかりお兄ちゃん、お姉ちゃんの顔になり、楽しく盛り上がっていました。「何時に帰るん?」と寂しそうに聞いてくれた子どもの姿が印象的でした。「むちゃたくましい!負けたわ~」と子ども達の元気に驚きながらもすがすがしい笑顔でした。

この後、フィールドワークを実施して頂き、路上生活の方がテントを張れないように水を流しているという場所やハローワークの見学を行いました。

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最後に、昨日作ったプレゼントを一人ひとりに手渡ししました。「Merry Christmas!! よいお年を」「お体に気をつけて」と声をかけながらお渡ししました。とても寒い中でしたが、温かな気持の交流が持てました。終わった後には、「自分に出来ることが何かあるかと思って来ました。今日はありがとうございました。」や「家にいるよりは、学ぶことがあると思い来ました。自分の学びにつながりました。」と感想を話していました。

生徒達は言葉にはしませんでしたが、「格差」」をその目で見、見たこと以上の学びを得たでしょう。仲間同士で誘い合い、当初の予定よりも多い人数での参加となりました。また、講師の先生や卒業生の生徒の参加もあり、よき学びの時間を持つことが出来ました。

路上で生活している方が無事に越冬出来ることをお祈りしています。また、これから自分が、自分たちが何が出来るのか考えていきましょう。

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