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スキー実習 無事終了
全員がキラリ☆なスキー実習
「帰りたくないなぁ・・・」
「後3日あったら、完璧に滑れるようになるのになぁ・・・」
こんな生徒の言葉を聞きながら、4泊5日のスキー実習を無事終えることができました。大寒波到来のニュースを聞きながら、予定通りの日程で実施できるかと心配していたのですが、道中もスキー実習も予定通り全てのプログラムを行うことができました。
夜8時に集合した生徒達はハイテンション。楽しみな気持ちと不安とが入り混じった不思議な空気でした。
早朝、ホテルに着くと、早速、スキー実習のスタートです。
初めてのブーツやスキー板に慣れないながらも、目前に広がる白銀の世界に魅了されていました。
通常高校生は1グループ10名以上のグループ構成となりますが、表コミは1グループ6名程度の人数にインストラクターやYMCAスタッフが直接指導。初心者グループもリフトに乗り、転びながらも滑れるようになりました。スキーは、必ず上手になるスポーツです。経験者も初心者も必ず上達します。3日間を終える頃には、初心者だったことが嘘の様に、自分の行きたいところに滑ることができるようになりました。講習後、経験者チームは、遠くのゲレンデまでツアーを行い、ゴンドラに乗り、景色やスピードを楽しみながらあちこちのコースを滑りました。表コミならではのフリー滑走。希望者を募り、講習ではなく、スキーを楽しむ時間です。
「気持ちいい!!」「もっと滑りたい!」生徒の表情はいきいきとしていました。途中、筋肉痛にめげてしまいそうになった生徒もいましたが、「一緒に滑ろう!」や「俺も痛いねん」との声かけに、「じゃあ頑張るわ!」と気分を切り替えていました。
夜のプログラムでは、生徒が考えたゲームを全員で楽しみました。
腕相撲大会やクイズ大会、バランスゲームなどバラエティに富んだ内容で、誰もが参加し、楽しめる時間となりました。教員と対決した腕相撲大会では、思わす本気を出す私達に「大人気ない~!」と大爆笑でした。名前宛てクイズでは、趣味や将来の夢を聞くだけで、誰が分かる場面もあり、生徒同士がお互いのことを随分知っているのだと感心しました。
振り返りの時間には、一人ひとりが感想を伝えました。
「自分ができると思っていなかったし、最初は全く滑れなかったが、インストラクターのアドバイスなどを聞いていくうちに上手く滑れるようになってとても満足できた」
「危ない所を上手く回避できるほどうまくなったのにもう滑れないのが残念です」
「人助けを自分から進んでやってみる事をこのスキーで学びました。人助けをしていれば、何か自分でも皆の役に立つような事が見つかるんじゃないかと思っています。」
「しんどくなった時に○○くんや○○さんが、声をかけたり、スキーを運ぶのを手伝ってくれて嬉しかった。」
と感想を言う度に自然と拍手が起こり、気持を受け止め合う、心地良い空気が流れていました。
“今回のキラリは誰かというのではなく、クラス全員です。全員の気遣いがいきわたりスムーズに進んだと思います”生徒が言った感想です。
このスキー実習を終えて、また一つ成長したことを実感しました。