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聖バルナバ病院訪問~性教育~

命に出会う~聖バルナバ病院訪問~

 

 

表コミでは、3年間通して性教育の取り組みを行っています。そのまとめとして、『聖バルナバ病院(大阪市天王寺区)』にて思春期教室を受講しました。聖バルナバ病院は大阪で有数の産婦人科であり、思春期教室にも長年力を入れておられます。

 

まず、思春期に起こる体と心の変化を学びました。これまでに学んできたことをおさらい出来る内容で、二次性徴や異姓に興味を持つ過程の説明を受けました。また、その発達を阻害するものとして、喫煙や飲酒の被害について教えて頂きました。出産の様子のDVDでは、母親がいきんで必死に子どもを産む姿、赤ちゃんが外に出たくて一生懸命生まれてくる姿に真剣な表情になっていました。母が子どもを抱く優しい眼差しが印象的でした。

 

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後半は、妊婦体験や胎盤に触るという貴重な時間を過しました。妊婦の擬似体験では、「動き辛いなぁ」「これ寝られへんやん」と妊婦さんがどんな状況かを身を持って知ることが出来ました。胎盤を触るという体験はここでしかできないものです。今日、出産した女性の胎盤を実際に触れさせて頂きました。ここに赤ちゃんが繋がっていたと思うとなんとも不思議な気持ちになりました。

 

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新生児の見学では、今日誕生した赤ちゃんから、生後5日の赤ちゃんを見ることが出来ました。生徒たちはガラス越しに思わず顔がほころんでいました。自分がこんなにも小さかったことに思いを馳せている生徒もいました。

命が尊いものであること、自分は周りの人たちの力を借りながら成長したこと、そして、これから命を産み育むものとしての責任を感じ、学んだ一日となりました。

 

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【生徒の感想】

・胎盤が生暖かかったことが印象に残った。

・四六時中あの重さはキツイと思った。

・やっぱり重たい。お母さんはこんなに大変な思いをしていたんだなぁと思いました。

・赤ちゃんが可愛かった。

・子どもを育てるには、経済状況やお互いの意見などしっかりと話し合うこと。