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8期生オリエンテーション報告

大きな最初の一歩!

 

桜がまだつぼみをたくさんつけて、花開くときを待つ頃、みんなの不安を代弁するような嵐の日に、表コミ8期生のオリエンテーションが始まりました。

朝から強風、強雨が外を吹き荒れ、スタッフは新入生と会えるか大変心配でした。そんな中、計り知れない不安を抱え、大きな大きな第一歩を踏み出すために、たくさんのエネルギーを搾り出し、新入生全員、頑張ってオリエンテーションに参加しました。

 

初めてのクラスメイトと少しでも仲良くなれるように、まずは鬼のいないフルーツバスケットから始めたオリエンテーション。鬼のいないことに安心し、体を動かしながらクラスメイトとの共通点を探すことで、自然と一体感が生まれていきます。早速、コミュニケーションの基礎を、遊びの中で練習しました。

小さなグループに分かれて行ったすごろくトークでは、止まったコマで自分のことを自分の言葉で話していきます。小さな声でも、中々話ができなくても、一生懸命話をし、聴く人は新しいクラスメイトの声にしっかり耳を傾けました。みんなの知っている話題の時は、どんどん話が進み盛り上がることができました。自分のことを話し、クラスメイトのことを知り、少しずつ少しずつ、関係作りができました。

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2日目は打って変わって、「ひなたぼっこしたいなー」という生徒がいたくらい、いい天気。教室に差し込む陽射しが、やわらかく温かく、みんなを包んでくれていました。

2日目の最初は、バランスボールを使ったゲームです。2つのチームに分かれて、どちらが早くボールを回せるか競争をしました。どうやったら早くみんなでまわせるかな?とチームごとに案を出し合います。「最初から両手を準備しておくのはどうかな?」「もうちょっと小さな円になってみようか。」「とにかくたくさん練習しよう!」どんどんアイデアが出てきました。どちらのチームも最初のタイムを半分縮める大健闘の結果を残しました。一人だと気付かなかったことにも、みんなで相談すると気付くことができました。また、みんなと協力することの大切さに気付き、勝ち負けではなく一人ひとりの意見を大切にする表コミ生活を実感することとなりました。

最後のワークショップでは、ポストイットに「学校でやりたいこと」「学校でやりたくないこと・やってほしくないこと」「高校生活の目標・夢」についてそれぞれ書き出し、みんなの気持ちを共有しました。

 

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2日間のオリエンテーションを終えて、「表コミを受かってよかったと思っています。」「無遅刻・無欠席・無早退の状態を3年間続けたい。」「学校に行けるのが楽しみ!!」「精一杯頑張りたい。」と、ここに全部は書ききれないくらい、たくさんの前向きな言葉を振り返りシートに書いてくれていました。

その中で、まだまだ「緊張しています。」という感想もたくさんあります。最初の最初の一歩。ここからそれぞれがそれぞれのペースで歩んでいけるように、スタッフも一緒に学び、成長して行きたいなと思っています。