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3年生 最高学年としての日々

3年生 最高学年として

 

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6期生32名が表コミ3年としてスタートを切って、1ヶ月が過ぎました。

 

この6期生全体が集まった時に感じられるのは、この学年が持つ、非常にあたたかい空気です。誰かが失敗しても、すぐに飛び交う「ドンマイ!」「頑張った」の言葉。場を読まない発言には、先生が注意する前にクラスメイト達がすぐに注意。

演劇の授業では、各スタッフチームに分かれて作業を始めていますが、各班が自分たちで考え、行動し、有機的に話し合いを行なっています。植村先生が「会社みたいだ…」と舌を巻くほど。デイキャンプの班決めも、先生がまったく口をだすことなく、自分たちだけでスムーズに決定、即話し合い開始。

「さすが3年生!」と思えるしなやかなチームワークが、この学年の強みです。

 

今年は表コミ最高学年として、いよいよ「進路」という大きな目標と向かい合う年。クラスの仲が非常に良いこの学年は、逆にその分、周囲に流されがちな空気も持っています。自分の進路は、自分自身で、考えて決めていくもの。一人ひとりが、自分と、真剣に向き合うことができるよう、少しずつ意識を高めていってほしい。それを支えるクラスの雰囲気はもうできているので、今年は「自分の課題に向きあう年」です。

 

何人かの生徒から、「3年生になって、ほっとかれるようになった」という言葉を聞きました。HRでも何度も話していますが、表コミでは、3年生は「何も言われなくても、自分から行動できる」ことを目指す学年です。表コミの1,2年時にあった先生たちからの懇切丁寧な助け舟は、高校卒業後はどんどんなくなっていきます。卒業して自分の力で歩いていけるようになるために、あえてこちらから手厚い声かけは行わないようにしています。

もう、少しのサポートだけで、自分たちだけで考え、行動できる。そのことに気づき、自覚を持ってほしい。

 

1年後、どんな表情で彼らが卒業の日を迎えられるのか。最後の一年、一日ずつを大切に過ごしていってほしいと思っています。