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ゲストティーチャー「生涯勉強」

3年生の総合学習では、ゲストを招いて『仕事』についてのお話をしていただいています。世の中にある職業について知ること、自分の将来について考えることを目的に行っています。

 

副校長であり、表コミを創った人。今回は、生徒お馴染み鍛治田先生がゲストです。

 

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『みなさんは、勉強は学校に行っているときだけするものと思っているかもしれませんが、勉強は生涯ずっと続くものです。私は、仕事を始めた時、字を書くことや英会話、パソコンなどの勉強をしました。それを苦痛に思ったことはありません。なぜなら、知らないことを知ることは楽しいことでした。

また、それと同時にこれまで失敗もたくさんしてきました。大切なはんこを押し間違ってしまったり、書類の送り先を間違って、怒られたり、相手先に謝罪に行ったこともあります。へこたれそうになった時は、「(自分に)負けない」と口に出して言うようにしてきました。

 

仕事で「できない」と思ったこともありましたが、30代後半になり仕事の仕方が変わりました。仕事は“神様の計画で、神様が与えてくださった仕事”と思うことで、それまでしんどいと思っていたことや自分には無理だと思っていたことも、“まぁいっか”“これ以上悪くなるはずがない”と思うことが出来るようになりました。

仕事をする上で気を付けていることは、自分が頼まれた仕事を、依頼した人はどうやって使うのかということです。依頼してくれた人が見やすいようにするにはどうすればいいか、ということを考えて仕事をすることです。そうすることで受け取った相手が使いやすい書類を作成するように心がけてきました。

 

表コミを作ろうと思った時にもたくさんの課題がありました。そのひとつが先生探しです。頭ごなしに叱るのではなく、生徒の気持ちを分かろうとしてくれる人を探したいと思いました。いくら探してもいなくて困っていた時、ある画材屋に飛び込み、突然「いい人いませんか?」と聞きました。そこで紹介してもらった先生に美術を担当していただけることになりました。その時、しっかり自分の気持ちを持っていれば人生なんとかなるし、自分でなんとかしようとする気持ちが大切なんだと思いました。』

 

 

<生徒の感想>

     学校を作るきっかけを知ることができてよかったです。先生のおかげで今の私達がいるんだと実感しています。ありがとうございます。練習あってこその今がある。という事で、私も勉強などをコツコツ積み重ねていきたいと思いました。

 

     鍛治田先生にも出来ないことがたくさんあってびっくりしました。私の先生への最初のイメージがなんでもできる大人な女性なので、少し親近感が持てました。仕事での注意教訓にさせていただきます。質問に答えてもらえて嬉しかったです。

 

     表コミを作るために大変なこともたくさんあったのに、前向きに考える力がすごいと思いました。毎年時間割などを見直す。というのはとても大切なことだと感じました。表コミみたいな場所が増えたらいいなと思います。負けないという力もこれから先も大切にします。