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選択授業 生命と科学~アジの解剖~

前期最初は、静電気の仕組みから原子の構造に迫り、水流が電気で曲がる実験などを行ってきた選択科目「生命と科学」。

今回、いのちを学ぶ授業の一環として「動物のからだの仕組み」を学び、「アジの解剖」を行いました!

 

生徒は前準備として、その前の2時間かけて「煮干し」を解剖し、背骨(セキツイ)や脳、エラや心臓、内臓などの標本を作り、構造を学習しました。

 

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われわれセキツイ動物にとって、背骨(セキツイ)が神経と血管を守るという非常に重要な働きをしていること、また水の中で生きる魚の構造が、陸上で生きる人間とどう違うのかを、実際の生魚の解剖を通じて考えていきます。

 

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眼と脳、神経がつながっていること、

エラの間に心臓があり、空気を全身に送り出していること、

心臓から背骨を通って全身に血管が伸び、栄養を運んでいること…

一つ一つ、新鮮なアジのからだを見ながら確認していきます。

背骨から一本の細い細い神経が取り出せた時には、大きな歓声が上がりました。

 

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嬉々として解剖していく生徒、気持ち悪い!と言いながら目をキラキラさせている生徒、「先生、焼いていいですか?」食べたくてしょうがない生徒…

色々な反応がありましたが、全体として、みんな楽しみながら解剖できました。

生命の精緻な仕組みに触れることで、いろんな事を感じ取り、考えることができたのではないかと思います。

 

 

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<生徒の感想>

・思っていたより胃が大きく驚いた。人と変わらないと感じた。

・内臓や神経が思っていたより上手く解体できた。人間と臓器の位置が違う場所にあったので驚きました。

・先週まではわかりにくかった内臓、脳、神経を見ることができた。中でも内臓の配置が見えやすかった。 魚に合掌。

・すごい臭くてグロかったから、お仕事としてやってる方は本当に大変だなと思いました。

・魚の神経が綺麗に取れてよかった。あと、食べたかった。

・脳みそがあんなに小さいとは思わなかった。魚は何を考えて生きているのだろう?

・心臓の形が綺麗な三角形だったのが印象的でした。

 

 

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