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クラスの力

表コミのみんななら、もし自分が悪いことをして誰かに注意されてもそれをちゃんと受け止めて次に活かせると思います。だから、みんなでお互いに声かけができて、トラブルもなく平和で楽しいクラスになれたらいいな。」

  

 

上記は、とある生徒のふりかえりの文章です。関係が密になったからこそ起きたトラブルと編入生4名の入学をきっかけに、11月末にクラスみんなで「クラスのこと」「仲間のこと」を考える機会を持ちました。私が驚いたことはクラスのメンバーの中に「わからん」「めんどくさい」という人がいなかったこと。クラスは1人ではなく、集団です。後期は、今まで自分をうまく出すことができなかった生徒が、安心して友人関係を築けたことにより、自分を出し始めます。しかし、表コミ生の多くは経験不足から解決方法を知らないことがあるのでトラブルがおきます。これは自然なことです。スタッフは、トラブルは成長できるチャンス!と考え生徒と関わってきました。

 

 

 

9ヶ月をふりかえり、それぞれが「クラスの一員として、どう過ごすか」を意識するようになったと感じています。クラス目標も、前期は「一人ひとりが安心できる居心地が良いクラス」。後期は「安心して過ごせる楽しくてまとまりのあるクラス」。個々の安心から、集団を意識したものに変化しています。また、前期の頃は頑張りすぎて疲れてしまう事を繰り返していた生徒が、休憩の仕方を学んだり、テスト対策ルームを通して勉強の楽しさを知ったりなど、それぞれが着実に成長しています。

 

 

 

 1年生は残りの期間を「ふりかえり」と「2年生に向けて」という大きなテーマのもと歩みます。改めて既存のグループという枠を外し周りに目を向け、より強く深く集団を考えていく機会にしたいと考えています。

 

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****

 

 

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科