釜ケ﨑にある「こどもの里」が主催する、「こども夜回り」に2年生の希望者が参加しました。
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当日は気温が下がり小雨が降る中、約60人ほどの子どもや大人たち一緒に5つのグループに分かれ釜ケ﨑・天王寺・ミナミ周辺を回りました。 温かいお味噌汁やおにぎり、毛布、カイロをリアカーに積み、リーダーの指示に従いながらこどもの里の子ども達を中心に路上で生活をされている方たちに声をかけました。
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最初はどんな風に声をかけたらいいのか、どんなお話をしたらいいのか分からず戸惑っていた生徒も、時間が経過すると共に、自ら声をかけることができるようになりました。 また、私たちが一緒に回ったグループのリーダーは、昨年3月に表コミを卒業した1期生の先輩でした。大学生の彼は「子どもの里」でボランティアをしていて、15人ぐらいの人たちをまとめ、堂々と話をしている姿には、ついつい見とれてしまいました。
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釜ケ﨑の現状や、ステキな先輩の姿を見て色んな事を感じることができ、とても貴重な経験となりました。
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参加した生徒の感想 「夜回りに参加して」 私は、1月31日の夜、夜回りにはじめて参加しました。 はじめは、おっちゃんに話すことができるか不安でした。でも、話をしてみると、気楽に話すことが出来て嬉しかったです。おっちゃんたちは優しくて、昔の話をしてくれた時の笑顔が印象的でした。 あるおっちゃんに缶コーヒーをもらった時、嬉しかったけど、いいようもない感情が心にありました。すごく悲しかったです。おっちゃんたちの中には、5・6人で集まってたき火をしている人もいました。派遣で切られたとうい若い人もいました。 自分が生活できることは当たり前じゃないと改めて実感しました。そして、あいりん地区で1年に400人の人が死ぬという現状で1人でも多くの人が冬を越えることを願っています。 また機会があれば行きたいと思います。
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