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卒業公演・卒業式を終えて

  「や、やられた!」6期生の卒業公演を見終えた瞬間の率直な気持ちでした。毎年感動させられる卒業公演。しかし今年は例年以上に各自の持ち味が充分発揮できた仕上がりになっていたと思います。なぜならそこには彼らの3年間の歩みがきちんと積み重ねられて表現されていたからです。6期生として表コミを自分の高校生活の場として選択し、ともに悩み、葛藤し、そして喜びを分かちあってきた同志が、最後に見せた有終の美でした。

 

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 当日の演技はもちろんのこと、大道具は大道具として、小道具は小道具としての役割を果たし、そして役柄を引き立たすために細やかに考え抜かれた衣装は、すべて表コミ生のアイディアでした。この仕事ならあの人が適任だということがわかりあったチーム力が見ごとに生かされていました。「なぜ?ここまで見ごとに信頼関係が育ってきたのだろう?」3年間の大きな成長ぶりに感動した卒業公演でした。その高揚した気持ちのまま迎えた2日後の卒業式に、その謎がとけました。卒業式の当日、卒業生の晴れ晴れとした顔はもちろんのこと、そこには保護者の方々の穏やかな笑顔、お互いに交し合う感謝の言葉から「信頼関係はお互いに作り上げていくものだ」ということに気づきました。

 

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  表コミを信じて門戸をたたき、嫌なことも悩んだこともたくさんあっただろうに、最後まで信頼してくださった保護者や仲間がいたからこそ、こうして素晴らしい結果を生み出すことができたのです。そして確信しました。教育は学校現場だけでなく家庭・地域がともに信頼しあって作り上げられていくものであるということを!この大切なことに気づかせていただいたことに、心から感謝いたします。そして、これからは表コミを卒業生として支えてください。

 

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****

 

 

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科